radiko、日本全国のラジオ局が聴き放題のサービス「ラジコプレミアム」会員数が100万人に到達
radikoが、2014年4月に開始した日本全国のラジオ局の放送を聴くことができる有料サービス「ラジコプレミアム(エリアフリー聴取)」(月額385円税込)の会員登録数について、2022年8月時点で100万人に到達したとことを発表した。
月間ユニークユーザーが900万人に達するラジオ配信プラットフォーム「radiko」で“エリアの枠を超えてラジオを聴取したい”というユーザーの声を受けてスタートしたラジコプレミアムは、2014年4月のサービス開始からわずか3か月で会員数10万人に到達。その後も順調に会員数を増やし、8年5カ月目の2022年8月、100万人に到達した。
ユーザーアンケートでは、「懐かしい地元の番組が聴けてうれしい」「好きなアーティストの地方局の番組が聴けるのが楽しみ」「応援している球団の野球中継がどこでも聴けるのはありがたい」といった声が多数寄せられている。こうしたユーザーの声からも、コロナ禍で帰省を控えたり、リモートワークやオンライン授業が定着し日常会話が減っているなか、きめ細やかな地域情報を提供するとともに、災害時の防災インフラとして重要な役割を担ってきた全国各地のラジオ放送に、エリアフリーという新たな魅力が加わったことで、エリアを跨いでユーザーを惹きつける音声エンターテインメントコンテンツとしての価値、コロナ禍を経て重要性が高まったコミュニケーションインフラとしての価値が、ラジオ放送に内在していることを裏付けた結果と言える。ラジコプレミアムは、ユーザーの期待に応えながら支持を拡大し、次世代の音声コンテンツ、コミュニケーションインフラとしてのラジオの新しい価値を創出することにつながった。
radikoは今後も、スマートフォンやパソコンなど様々なデバイスで、どこでも、無料で簡単にラジオが聴けるサービスの提供を主軸に、災害時の防災インフラとして難聴取エリアの解消に努めるとともに、エリアを跨いでラジオを楽しめるラジコプレミアムの更なる拡大を図り、ラジオ業界の大同団結によるラジオの媒体価値の向上に取り組んでいく。そして、radikoを取り巻く全ての関係を繋ぐオーディオ・プラットフォームをつくる、という「radiko」の未来像を目指し、さまざまなサービスの開発・提案を継続していくとのこと。
「ラジコプレミアム」登録会員の属性について
100万人の登録会員の内訳は、男性が56%、女性が44%という構成となっている。年代で見ると、20代から50代までがメインユーザーとなっており、全体の9割弱を占めている。プレミアム登録会員の居住エリアは順に、関東、近畿、中部となっており、全体のうち関東が28%、近畿が17%、中部が13%と、この基幹3地区が約6割を占めている。聴取ジャンルは、トーク、バラエティ、音楽などが上位を占めており、日常的なエンターテインメントやコミュニケーションの役割を担っていることが伺える。