広告・取材掲載

ローランド、米ドラム・メーカーDrum Workshopの全株式を取得しグループ傘下に

ビジネス 音楽業界

ローランドと米国・Drum Workshopは9月12日、ローランドが米国に設立予定の子会社を通じてDrum Workshopの全株式を取得することに合意した。

ローランドの電子ドラム「V-Drums」シリーズは、1997年に初代機を発売して以来、20年以上にわたり世界中で多くのドラマー/ミュージシャンに愛用されている。また、2020年からはアコースティック・ドラムのデザインを取り入れた「V-Drums Acoustic Design」シリーズを展開し人気を博している。

Drum Workshopは、アコースティック・ドラムとパーカッションの設計・製造・販売を行う会社で、1972年の設立以降、「DW Drums and Hardware」「Pacific Drums and Percussion」「Latin Percussion」「Gretsch Drums」「Slingerland」などの人気ブランド製品をグローバルに提供している。

今回、ローランドとDrum Workshopの専門知識と経験が融合することで、アコースティック・ドラム、電子ドラムおよびパーカッションの製品開発を加速させ、次世代に向けての画期的な製品を生み出し、ドラマー/ミュージシャンのためのイノベーションを推し進めることを目指すとしている。

Drum WorkshopのCEOクリス・ロンバルディ氏と、共同創設者のドン・ロンバルディ氏、ジョン・グッド氏は、今後も引き続き同社でこれまでと同じ役職に就き、世界中のドラマーにインスピレーションを与える製品作りを追求していくとのこと。

ローランド 代表取締役社長 ゴードン・レイゾン氏コメント

Drum Workshopは、アコースティック・ドラムの世界において、他とは一線を画す存在であり、その製品、人材、クラフトマンシップに感銘を受け、畏敬の念を抱いてきました。DW社は、ローランドと同じく、長年にわたり音楽的な革新に取り組んでおり、私たちは、DW社が今後も最大限のパフォーマンスを発揮できるようにサポートしていきます。

Drum Workshop CEO クリス・ロンバルディ氏コメント

あらゆる手法でイノベーションを推進するローランドの哲学は我々DW社と相通じるものがあり、両社の力を合わせることで、世界中のアーティストやミュージシャンに魅力ある製品やサービスを提供できることを非常に楽しみにしています。

Drum Workshop 共同創設者 兼 最高製品責任者 ドン・ロンバルディ氏コメント

過去50年間、私たちの目標は常にドラマーにインスピレーションを与え、モチベーションを向上させ、彼らの悩みを解決することでした。常に革新的な製品を提供し続けるローランドとパートナーシップを組むことで、将来の世代に向けたソリューションを開発し、提供できることを嬉しく思っています。

Drum Workshop 共同創設者 ジョン・グッド氏コメント:

ローランドとのパートナーシップにより、職人的で卓越したソリューションをドラマーに提供し続けることを楽しみにしています。イノベーションを推進する彼らの姿勢は賞賛に値するものであり、当社の社員、アーティスト、取引先や関係先へのさらなるサポートを期待しています。

ローランド 取締役CIO 蓑輪雅弘氏コメント

クリス・ロンバルディ氏、ドン・ロンバルディ氏、ジョン・グッド氏、そしてDrum Workshopのチームの皆さんをローランド・ファミリーに迎えることに、胸が高鳴る思いです。過去50年間、アコースティック・ドラムの先駆者として、Drum Workshopが開発してきた画期的な技術とクラフトマンシップにいつも驚かされていました。今回の統合により、私たちが今後、世界中のドラマーにさらなる革新的な製品を提供できることを確信しています。

関連タグ