CINRAとNiEWが資本業務提携、事業基盤の強化拡大を目指す

CINRAは9月12日、2022年7月に設立したNiEWの発行する株式を一部保有し、両社の事業発展や業務支援を目的とした資本業務提携を発表した。

NiEW代表の柏井万作氏は、CINRAの取締役として創業時よりメディアやイベントなどの事業開拓を行ない、カルチャー / クリエイティブ業界に従事してきた。柏井氏は今後もCINRAの取締役職を継続しながら、両社が持つ人脈、ネットワーク、ノウハウ、業務を相互に補完し有効活用することで、シナジー効果の発揮と事業基盤の強化拡大を目指す。

昨年10月にメディアブランドを統合・リニューアルした「CINRA」は、ソーシャル×カルチャーを軸に「クリエイティブな意思」を届け、メディアカンパニーとして官公庁、地方自治体、大手民間企業などあらゆるパートナーの課題解決にクリエイティブとカルチャーの力でコミットしてきた。

こうした広く社会に存在するさまざまな領域の課題を、カルチャーの力を活用しながら解決し、多くの人に変化と想像力を届けていくため、NiEWとの資本業務提携によってより一層の事業発展を図るとしている。

cinra代表取締役・杉浦太一氏 コメント

ともに20年近くCINRAを育ててきたパートナーである柏井の新たな船出を、社の代表としても、友人としても心から嬉しく思います。CINRAとしては、2019年に独立した教育事業「Inspire High」に続く2社目の挑戦です。CINRAでフォローしきれなかったカルチャー領域にNiEWがフォーカスすることで両社のシナジーが生まれ、よりよい社会の実現と芸術文化の発展に一層寄与していけたらと思います。どうぞ、NiEWを末長く、暖かく見守っていただけたら幸いです。

NiEW代表取締役（cinra取締役）柏井万作氏 コメント

「新しい」の“NEW”に、「independent、identity」の“i”をかけて、NiEW（ニュー）という名前の新会社を設立させていただきました。「当たり前」や「多数」に染まらず、より良い文化や社会を育む選択肢を探してトライ＆エラーをする ーー 自分はそうやって、オルタナティブを提示するアーティストたちの表現に刺激され、救われてきました。加速し続ける時代のなかで、ときには見過ごされてしまいそうな個人の繊細な感覚をすくいあげ、ときには1人の力では動かしようがない事象に抗ったりするアーティストたちの挑戦を、これまで以上に近い距離でサポートし、ともに歩んでいきたいと思っています。平坦な道のりではないと覚悟していますが、アーティストたちの熱量や創造力に負けじと、CINRAとも協働しながら既存の枠組みにとらわれない事業をつくり、一人でも多くの人に感動や笑顔を届けたらと思っていますので、ご期待いただければ幸いです。