オペラに関する調査、鑑賞前後で7割以上が印象に変化 観てよかったことTOP2は「世界観が広がった」「教養が身についた」〜東急文化村調べ
東急文化村が運営するBunkamuraは、10月7日・10日東京・Bunkamuraオーチャードホールにてオペラ「椿姫」を上演する。上演にあたり、「オペラに関する調査」を実施した。
東急文化村が実施した調査によると、オペラを観る人にオペラならではの魅力を質問したところ、「舞台や衣装の豪華さ」54.0%が最も多く、次いで「総合芸術であり、あらゆる角度から楽しめること」49.7%、「楽曲・音楽の素晴らしさ」47.0%となった。オペラといえば見た目の豪華さ、また、歌手による歌・演技、オーケストラによる演奏、舞台美術などあらゆる角度から楽しめる総合芸術であることも魅力であることがわかった。
年代別でみると、60代以上は複数回答をした人が多く、オペラの魅力をより強く感じているようだ。オペラには年を重ねてますます楽しめる、深い魅力があるということかもしれない。
オペラを観た経験について、97.3%もの人がオペラを観てよかったと思った経験があり、「特にない」と回答した人は2.7%にとどまることが分かった。全体で多かった回答は、「世界観が広がった」53.7%、「教養が身についた」39.7%。
オペラを観てよかったと思った経験については、年代別で最多回答をみると、「世界観が広がった」「他国の文化を知ることができた」の2項目は60代以上が挙げており、「教養が身についた」は50代、「外国の方や年の離れた人と会話が弾んだ」は40代、「旅の楽しみ方が広がった」は30代となった。オペラを観てよかったことは年代によって様々だが、いずれの年代でもオペラは人生を豊かにしてくれているようだ。
最初にオペラを観る前と観た後で、オペラに対する印象が変わったかという質問に対し、「変わった」38.7%、「やや変わった」34.7%と計7割以上がオペラの印象が変わったと回答した。
具体的にどう変わったのかを自由回答で聞いたところ、オペラを観る前は、オペラに対して「親しみがない」「堅苦しい」というイメージを持っていたが、実際に観に行ったオペラに圧倒され印象が変わった方が複数いた。オペラは劇場での生演奏で観るのと観ないのとでは大違い。なんとなくオペラを観に行くことをためらっているオペラ未経験者も、劇場に観に行ってみると新しい世界が広がっているかもしれない。
オペラというとハードルが高いと感じる人もいるかもしれないが、最初にオペラを観る前と観た後では印象が変わった人が7割を超え、実際に観てみると「壮大さに感動して好きになった」「初心者も楽しめるくらい面白かった」などポジティブな回答が寄せられている。さらに、オペラを観る人のうち97.3%とほとんど全ての人がオペラを観ていてよかったと思う経験があったことが分かった。
全体で多かった回答は「世界観が広がった」53.7%、「教養が身についた」39.7%など。年代によってよかったと思う経験の傾向は異なるが、いずれの年代でもオペラはそれ自体が面白いというだけでなく、観る人の人生を豊かにしているようだ。また、「世界観が広がった」「他国の文化を知ることができた」などは年を重ねて観続けることでその傾向が高まるのかもしれない。
調査概要
調査の方法:インターネット調査
調査機関:東急文化村
調査の対象:30歳以上の直近5年以内に2回以上劇場でオペラを観ている人
有効回答数:300名
調査実施日:2022年8月30日〜8月31日