2.5次元ミュージカル、2021年の年間上演作品数ならびに年間総動員数は共に増加傾向に
日本2.5次元ミュージカル協会とぴあ総研は、2021年の年間上演作品数ならびに年間総動員数が確定したことを発表した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が続いた2021年の2.5次元ミュージカル(日本の2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称)の年間上演作品数は172作品、年間総動員数は233万人となり、2020年(作品数102作品、動員数89万人)に比べ、どちらも大きく前年を上回る結果となった。新型コロナウイルス感染症の流行前の数字には及ばないまでも、近い数字にまで復活している。
一方で、配信の充実により、劇場に足を運べない環境の人たちにも2.5次元ミュージカルを楽しんでもらう機会は増えている。劇場での公演をライブおよびアーカイブ配信する作品が増えたことにより、劇場に行けなくても自宅やその他の場所で、多くの人が2.5次元ミュージカルを楽しめる。また、有料での海外配信についても積極的に取り組んでいる。
2022年3月、同協会は設立9年目を迎えた。同協会が運営している無料のメルマガ会員組織「2.5フレンズ」の会員数は20万人を超えている。また、新たな協会員を迎え、現在会員数は71(特別会員7社、法人会員58社、個人会員6名)となっている。