JASRAC、22年度上半期の分配額は前年比6.4%増の590億6,000万円 2020年度に次ぐ過去2番目の実績額に
日本音楽著作権協会(JASRAC)は10月25日、2022年度第2四半期(2022年7月〜9月)報告を発表。使用料徴収額は2021年度同期比9.1%(23億9,000万円)増の286億3,000万円、分配額は同6.1%(17億5,000万円)増の306億6,000万円となった。
使用料徴収額では、緊急事態宣言が発令されていた2021年度同期との比較で演奏会等が大幅な増となったほか、インタラクティブ配信も好調を維持した。第2四半期までの累計(1Q+2Q)では前年度同期比7.4%(40億4,000万円)増の583億3,000万円となり、これは上半期として過去最高の実績額となる。
主に2022年1月から6月までの徴収額が反映された分配額では、引き続きインタラクティブ配信が好調を維持したほか、演奏等も大幅増となった。第2四半期までの累計(1Q+2Q)では前年度同期比6.4%(35億7,000万円)増の590億6,000万円となり、これは上半期として2020年度に次ぐ過去2番目の実績額となる。
JASRACは、「今後もクリエーター・権利者への対価還元を通じて、音楽産業および音楽文化の発展に努めてまいります」と伝えている。