ソニーグループ、22年7月〜9月期の音楽分野は大幅な増収増益 通期の⾒通しを上⽅修正
ソニーグループは11月1日、2022年度第2四半期連結業績概要(2022年7月1日〜9月30日)を発表した。
当四半期の音楽分野について、主に為替の影響やストリーミング売上の増加により、売上⾼は前年同期⽐32%と⼤幅増の3,593億円、為替の好影響や増収効果などにより、営業利益は前年同期から281億円と⼤幅増の787億円となった。なお、当四半期における映像メディア・プラットフォームの利益貢献は、当分野の営業利益の1割台半ばとなっている。
ストリーミング売上は、前年同期⽐で、⾳楽制作で34%増/⾳楽出版で78%増、⽶ドルベースではそれぞれ7%増/42%増と、引き続き安定して伸⻑している。⾳楽制作においては、当上半期でのSpotify週次グローバル楽曲ランキング上位100曲に平均して48曲がランクインしており、昨年度通期の実績である平均36曲から⼤きく上昇している。6年振りの新作アルバム「Renaissance」をリリースしたビヨンセのような有⼒アーティストに加え、新⼈アーティストによるヒットも継続して貢献しており、ヒットチャートでの⾼いシェアを維持できているとのこと。
モバイル向けゲームアプリについては、本年2⽉にアニプレックスが買収したラセングルとの連携により、開発体制やサービスの強化が順調に進んでおり、ローンチから8年⽬となる「Fate/Grand Order」の当上半期の売上⾼は、前年同期を超える実績となっている。
通期の⾒通しは、為替の影響や、これまでの実績などを踏まえ、売上⾼を前回から900億円増の1兆3,700億円、営業利益を350億円増の2,650億円に、それぞれ上⽅修正している。