NexTone、22年4月〜9月期は経常利益8.5%増
NexToneは11月11日、2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日〜2022年9月30日)を発表した。
主力の著作権等管理事業(著作権管理業務及びデジタルコンテンツディストリビューション業務)は、リリースの復調、配信市場の伸長、営業活動の強化等を背景に順調に進展しており、「キャスティング事業」は感染症の影響が残るものの、第1四半期連結会計期間に発生した役員報酬制度の改定に伴う一時的な人件費増加を吸収し、売上高は41億4,399万円(前年同期比120.2%)、営業利益は3億2,277万円(前年同期比108.1%)、経常利益は3億2,523万円(前年同期比108.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億2,045万円(前年同期比107.0%)の増収増益となった。
著作権等管理事業について、著作権管理業務は音楽著作物の利用時期と当社著作権管理業務の売上計上時期にはおおよそ1〜2四半期のタイムラグが生じるため、当第2四半期連結累計期間の音楽著作権使用料の対象となる利用時期は主に1月〜6月となる。当該期間のCD/映像ソフトのリリース状況は感染症の影響による低調な時期がみられたものの、録音権にかかる著作権使用料徴収額が徐々に回復したことに加え、ストリーミング音楽配信市場と動画配信サービス市場の引き続きの伸長や、管理楽曲・取扱原盤が順調に増加したこと等により著作権管理業務及びデジタルコンテンツディストリビューション業務の売上が堅調に推移した結果、売上高は39億7,487万円(前年同期比121.2%)、セグメント利益は7億2,133万円(前年同期比124.4%)となった。
キャスティング事業は感染症による影響のため、当事業で取扱いを予定していたライブビューイング等一部の案件において実施の見送りや延期が余儀なくされた。ミュージカルのライブビューイングの他、音楽ライブ以外にも舞台やイベント等に取扱いの幅を広げた家庭向け動画配信コーディネート、楽曲ブッキング等のコンテンツ利用促進コーディネート等、With/Afterコロナにおける様々なサービス提供を実施した結果、売上高は1億3,162万円(前年同期比104.7%)、サービス構成の変化や人件費増による利益率低下によりセグメント利益は156万円(前年同期比7.2%)となった。
当第2四半期連結累計期間における連結業績は堅調に推移していることから、連結業績予想は5月13日公表を据え置いた。