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エムアップ、22年4月〜9月期は経常利益43.3%増

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エムアップホールディングス

エムアップホールディングスは11月14日、2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日〜2022年9月30日)を発表した。

当第2四半期連結累計期間について、会員数やチケット取り扱い数が増加したことなどにより、売上高は77億6,400万円(前年同期比23.0%増)、売上高の増加と収益性の向上により、営業利益は11億8,700万円(前年同期比53.0%増)、経常利益は12億円(前年同期比43.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億3,900万円(前年同期比23.8%増)となった。

コンテンツ事業について、コンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等は、引き続き新型コロナウイルス感染症により、ライブやコンサートの開催自粛の影響から一部のファンクラブ/ファンサイトでは会員数の減少が見られたものの、新規ファンクラブ/ファンサイトの開設と新規会員の獲得が順調に進んだことから、全体の会員数は下げ止まり上昇に転じている。ファンクラブ/ファンサイトの会員数は引き続き増加基調にあり、新たなアーティストの獲得と新規サイトの開設も順調に進んだことから、会員数は堅調に増加した。コンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等の売上高は57億5,600万円(前年同期比19.2%増)となった。コンテンツ事業に係るEC事業は、引き続きアーティストグッズ販売のECへのデジタルシフトが進む中で、事業基盤を拡大させるべく、再開が進むライブやコンサートと歩調を合わせ商品の取扱高を増加させた。加えて、ECポータルでのプレイガイドとの連携をすすめるなど販売は好調に推移した。また、コロナ禍以後の新たなコンサートグッズの販売方法として、コンサート会場での電子決済や事前販売・会場受取サービスの需要の高まりも見られた。コンテンツ事業に係るEC事業の売上高は6億7,400万円(前年同期比67.3%増)となった。以上の結果、コンテンツ事業全体の売上高は64億3,100万円(同22.9%増)、セグメント利益は11億7,200万円(同34.1%増)となった。

電子チケット事業は、有観客でのライブ、イベントが増加していく中で、電子チケットの強みを活かしマーケットシェアを拡大させ、電子チケット取扱枚数、トレード成立枚数ともに前年より大きく増加した。また、大手プレイガイドのチケット流通、発券プラットフォームとのシステム連携も開始し、サービスの利便性を向上させた。アーティストのサイン入りのグッズなどの商品を提供するオンラインくじ「くじプラ」など、ライブ/チケットと連動する施策やサービスについても引き続き販売が堅調に推移しており、チケット1枚あたりの顧客単価の上昇に繋げた。チケット事業の売上高は13億2,500万円(同28.9%増)、セグメント利益は3億3,800万円(同111.5%増)となった。

その他事業は、上記2つのセグメントに属さない連結子会社の収益等が計上されており、主にキャラクターグッズやアパレル、プロダクション業務などが含まれる。将来の収益獲得に向けた事業育成を行い、売上高は800万円(同84.1%減)、セグメント損失は2,600万円(前年同四半期は1,400万円のセグメント利益)となった。

2023年3月期の見通しは、売上高150億円(前年同期比10.5%増)、営業利益22億円(前年同期比31.0%増)、経常利益22億円(前年同期比28.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億5,000万円(前年同期比38.3%増)を見込む。