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ハピネット、22年4月〜9月期は経常利益26.5%増

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ハピネット

ハピネットは11月14日、2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日〜2022年9月30日)を発表した。

当第2四半期連結累計期間における同社グループの経営成績は、玩具事業やアミューズメント事業が引き続き好調に推移したことや、ビデオゲーム事業でヒット商品があったことにより、売上高は1,403億7,000万円(前年同期比12.1%増)、営業利益は32億7,800万円(同26.1%増)、経常利益は34億9,500万円(同26.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は22億5,400万円(同32.0%増)の大幅な増収増益となった。

玩具事業は、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」を始めとしたくじ関連商品が依然好調に推移していることや、トレーディングカードで「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECE カードゲーム」などのヒット商品があったことに加え、適正在庫の維持による在庫評価損失の減少により、売上高は597億6,000万円(前年同期比24.4%増)、セグメント利益は21億5,500万円(同40.6%増)の大幅な増収増益となった。

映像音楽事業は、前年同期と比較して大きなヒット商品に恵まれなかったことに加え、滞留在庫の評価損失や同社出資映像作品の興行が低調に推移したことによる作品投資損失が発生し、売上高は332億9,900万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は1億9,000万円(同61.4%減)の減収減益となった。

ビデオゲーム事業は、ゲームハードは半導体不足などの影響が依然として続き、低調に推移しているものの、ソフトで「スプラトゥーン3」がヒットしたことや、利益率の高い同社独占流通作品の売上が拡大したことにより、売上高は322億8,300万円(前年同期比2.0%増)、セグメント利益は5億8,600万円(同30.8%増)の増収増益となった。

アミューズメント事業は、同社が運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店や新規ロケーションの拡大に加え、「ONE PIECE」関連商品などが好調に推移し、「ガシャココ」は2022年9月末日時点で62店舗を出店している。この結果、売上高は150億2,700万円(前年同期比32.8%増)、セグメント利益は9億9,400万円(同32.6%増)の大幅な増収増益となった。

2023年3月期の通期の連結業績予想は5月11日公表を据え置いた。

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