栃木県警がファイル共有ソフトを用いた音楽ファイルの違法アップロード者を書類送検
栃木県警察本部サイバー犯罪対策課および宇都宮中央警察署は11月21日、ファイル共有ソフト「Perfect Dark」を用いてインターネット上に音楽ファイルを公開していた鹿児島県在住50代の男性を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで宇都宮地方検察庁へ書類送検した。この音楽ファイルにJASRACが管理する楽曲が含まれていたことから、JASRACは11月1日に著作権侵害で告訴していた。
警察の調べによると、この男性は著作物の無断アップロードは違法行為であることを認識しながら、10年以上にわたりファイル共有ソフトを使用して、JASRACの管理楽曲を含む多数の著作物を無断でインターネット上に公開していた。
JASRACでは、音楽ファイルを違法にアップロードした者に対して、インターネットサービスプロバイダと連携・協力しながら該当ファイルの削除を要請している。今後も引き続きインターネット上の違法配信による侵害の早期解消に必要な措置を講じるとともに、適法な音楽利用の促進のため著作権の啓発に努めていくとのこと。