Musicman、音楽業界にぜひ知ってほしいアーティストを紹介するキュレーション番組「Nusicman」配信開始

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音楽業界総合情報サイト「Musicman」を運営するエフ・ビー・コミュニケーションズは11月25日、音楽業界にぜひ知ってほしいアーティストを紹介するキュレーション番組「Nusicman」の配信を開始した。

キュレーション番組「Nusicman」とは

ベッドルーム・ミュージシャンという言葉をご存知だろうか。これは寝室のPCで制作したような作風をもつミュージシャンを指す。かのビリー・アイリッシュは自宅環境で制作した楽曲とともにグラミー賞まで上り詰めている。ではITBはどうだろうか。これは大規模なスタジオではなく、PC(=In the box)の中で完結する音楽の制作スタイルを指す。

各種配信プラットフォームも充実している昨今では、個人で音楽を発信することは以前に比べ格段に容易なものとなっている。必要なものは才能とPC。この記事を書いている今も、新たなミュージシャンが次々と生まれていることだろう。

そんな今、Musicmanは新たなプロジェクトをスタートさせる。その名も Nusicman(ニュージックマン)。これまで音楽業界の人と人とを繋げるために一役買ってきた我々だが、このNusicmanでは、「音楽業界にぜひ知ってもらいたい新進気鋭のアーティストたち」を番組形式で紹介してゆく。新しい音楽(Nu music)のキュレーション番組がNusicmanだ。

プレイリストを活用してMC+音楽の番組をYouTubeで実現

Nusicmanでは、YouTubeの再生リストを活用して、3人のキュレーターがMC形式で音楽ビデオをかけてゆく。MC→楽曲→MC→楽曲…と自動で連なるかたちなので、YouTubeながらラジオや音楽テレビの番組のように楽しめる新方式になっている。

MusicmanのYouTubeチャンネル上で、Nusicmanは毎週配信を目指す。連載「未来は音楽が連れてくる」でお馴染みの作家、榎本幹朗がプロデューサーを担当。この方式を創案した。ぜひチャンネル登録の上、お見逃しなく。

第1弾を飾るおすすめアーティストたち

記念すべき第1回のNusicman番組の内容を簡潔にお伝えしたい。MCを務めるキュレーターはKenta。自身もギタリストであり音楽YouTuberでもある彼が映像制作も担当した。今回紹介するアーティストは、Misato Ono、オーセンショナル、そしてmonologだ。

1人目は、洋楽に対する深い理解と経験を元に、心地よいメロディと耳馴染みのいいサウンド感とともに、流暢な英語で歌唱する現代のCity Popper、Misato Ono。

2人目は、ラウドでエモーショナル、それでいてポップ。そんなまじりっけのないバンドサウンドに、力強いが、その中にも甘く優しいテイストのあるボーカル。この化学反応が生むスリーピースロックバンド、オーセンショナル。

最後に紹介するのはバークリー音楽大学で助教授を務めつつ、プロデューサーとしても活躍するmonolog。音楽大学で助教授を務めるミュージシャンと聞けばどんな人を想像するだろうか?非常に広範に渡る音楽的バックグラウンドを持ち、かつ数多くの楽器を演奏する音楽的素養と才能に満ちた彼が提示する、ジャンルの壁を超越した音楽を見逃すわけにはいかない。

インタビューなど様々な動画を番組形式で配信予定

Musicmanでは今後、この他にもYouTube上で様々なコンテンツを発信していく予定だ。音楽業界のために広く貢献するという使命はこれまでも、そしてこれからもかわらない。アーティストや音楽業界人のインタビュー、セミナー映像等を発信することを通じて、音楽業界人同士はもちろん、これからそこへ入っていきたい方々にとっても足がかりとなれるように願ってやまない。

(文:町田孝文)

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