東京・有楽町に本日オープンの新劇場「I’M A SHOW」、関係者向け内覧会にクリエイティブディレクターの箭内道彦氏が登壇「一つ一つのSHOWが、この場所で輝くことができたら」
12月1日に、東京・有楽町マリオン別館7Fにオープンする新劇場「music&theater I’M A SHOW TOKYO、YURAKUCHO」(日本語表記:アイマショウ)の内覧会が11月29日に行われた。
新劇場 I’M A SHOWは、サンライズプロモーション東京と、ニッポン放送が、「I’M A SHOW有限責任事業組合」を設立し、開業日である12月1日より運営する。
「アミューズメントシティ有楽町に、これまでにないライブエンターテインメントシアターを!」をコンセプトに、有楽町駅から徒歩3分、ビジネス街や繁華街に囲まれた最高の立地で、多彩な人々が楽しむことができる空間を提供し、アミューズメントシティ有楽町を代表するスポットに進化していくことを目指す。
劇場の命名や、広告のクリエイティブなど、さまざまな角度から、劇場に新たな命を吹き込むクリエイティブディレクターに、箭内道彦氏を迎え、内装デザインを森田恭通氏が担当。ロビーは、大人たちがくつろげるラグジュアリーで落ち着いた空間を提供する。
夕方に行われた開館挨拶には、サンライズプロモーション東京 代表取締役 高橋一仁氏、ニッポン放送 代表取締役社長 檜原麻希氏、そしてI’M A SHOW クリエイティブディレクター 箭内道彦氏が登壇。その後、ジャズ・ピアニストの桑原あいのミニ・ライブを行った。
サンライズプロモーション東京 代表取締役 高橋一仁氏コメント
本日はお忙しい中ご来場頂きありがとうございます。弊社は、この12月で20年目を迎え、コンサートプロモーターとして始まりましたが、今では演劇や展覧会などの制作や、ジャズ・ピアニストの桑原あいさんのマネジメントにも携わっています。この度、朝日新聞様よりこの劇場をお借りして弊社で運営させていただくチャンスをいただきました。その際、有楽町という立地から、ニッポン放送の社長の檜原麻希さん、そして、様々なことをクリエイティブに表現されている箭内道彦さんの顔が浮かびました。分不相応にもお願いしたところ快く受けていただき、ご一緒させていただくことになりました。箭内さんにはこの「I’M A SHOW」という劇場の名前から考えていただき、ロビーの内装を箭内さんのコーディネートのもと、世界的なデザイナーである森田恭通さんにお願いし、本当に素晴らしい劇場になりました。12月1日から立川志の輔師匠の「志の輔らくご」を皮切りに、多くの方にご出演いただきます。ぜひ皆さまご来場いただければ幸いです。
ニッポン放送 代表取締役社長 檜原麻希氏コメント
昨年、有楽町ということで高橋さんよりお誘いいただきました。ニッポン放送というラジオ局は、開局以来ずっと有楽町の地を中心に放送を行い、有楽町という街は元々エンタメの街、そしてこれからの発展性もありますので、是非ご一緒したいですとお答えしました。コロナ禍になり三年目、みなさんつらい状況ではありますが、特にエンターテインメント業界は、不要不急とも言われ、本当につらい思いをいたしました。今年に入り、多くのライブやお芝居が息を吹き返し、ニッポン放送が主催するイベントや、ライブ、お芝居に伺うと、今まで以上にお客様の笑顔がどれだけ大切かを痛感いたしまして、アーティスト、演者の方と、お客様が作る空間は、心と体の最高のサプリであると思っております。ニッポン放送も、今年の10月に「オールナイトニッポン」が55周年を迎え、これからも放送で笑顔を届けていきたいと思いますし、この会場で、皆様と一緒に何かできれば、幸せこの上ないと考えております。これからも、有楽町で逢いましょう。そして本日は、一粒万倍日ということで、一粒の稲が万になって返ってくるという日でもありますので、皆様のご多幸をお祈りして、終わりたいと思います。
I’M A SHOW クリエイティブディレクター 箭内道彦氏コメント
コロナ禍の3年は、エンターテインメントは本当に苦しい3年を過ごしてきました。檜原さんがおっしゃった通り、少しずつ戻ってきている中で、久々の音楽の再会、そして人と人が再会できる場所であってほしい、という思いを「I’M A SHOW(アイマショウ)」という名前に込めました。「I’M A SHOW」と書きますが、SHOWというものを、生き物として捉えてみたかった。観客の皆さんの息づかい、アーティストの皆さんの躍動、そこから生まれる全体がSHOWであり、「THIS IS A SHOW」ではなく、「私はSHOW」と胸を張って、一つ一つのSHOWが、この場所で輝くことができたらいいなと思いました。あともう一つ、このあと桑原あいさんがこの後演奏されると聞いて「あ、桑原あいさんも“アイマショウ“の“アイ”だな」と。“アイ“は、あいうえおの最初の2つですが、“愛”ですよね、ラブ。愛がある場所というか、僕が大好きな忌野清志郎さんがずっと言っていた「愛し合ってるかい」という言葉があるのですが、I’M A SHOWも、愛し合いましょうの“アイ”でもあるなと改めて感じています。少し不思議な名前ではありますが、これがみなさんの中で当たり前のようになって、ここで待ち合わせをすることを一緒に楽しむこと、その合言葉にI’M A SHOWがなればいいなと思っています。そんな「I’M A SHOW」のクリエイティブディレクターを務めさせていただきます。最後に、「どうぞフランクで永いお付き合いを」。よろしくお願いします。