ヤマハ、楽器に使用する木材のサステナビリティを考える企画展示「『楽器の木』展」を銀座店にて開催
ヤマハは、楽器に使用する木材についての情報や、同社の木材や森林保全への取り組みを紹介するとともに、関連する試作品の展示を行う「『楽器の木』展」を東京・ヤマハ銀座店にて開催。第1弾として「アップサイクリングギター」を12月7日から2023年5月29日まで展示する。
同社では、世界中の人々のこころ豊かなくらしの実現を目指して事業活動を行う上で、持続可能な社会の実現に向けてさまざまな取り組みを行っている。その中の重要な活動のひとつが、木材資源への取り組み。楽器にはさまざまな木材が使われており、同社は楽器づくりに必要な木材を世界各地から調達している。また、自然環境を保全しながら、高品質な木材を持続可能な仕組みの中で調達するために、日々調査や研究を続けている。今回、楽器に使用する木材について多くの人に知ってもらい、木材資源のサステナビリティについて考えるきっかけになることを目指し、「楽器の木」にまつわる企画展示を開催する。
本展示は、試作品の展示をメインに、楽器に使用する木材や、希少木材に代わる素材開発、環境保全への取り組みなどをテーマにしたコラムで構成。さらに、試作品の展示は半年ごとに入れ替えをおこない、それに合わせてコラムの内容も随時更新していくとのこと。
第1弾のアップサイクリングギターとは、さまざまな楽器づくりで発生した未利用材からのアップサイクルで製作したエレキギターで、材料の希少性に頼らずに楽器自体の価値を高める研究の一環で生まれた試作品。なお、展示期間中には、試作品を演奏できる機会やイベント等も計画されている。