アミューズ、NFTを保有できるウォレットサービス「A Wallet」をリリース
総合エンターテインメント事業を展開するアミューズは、子会社のKultureと共同で、様々なエンタメサービスと連携し誰でも簡単にNFTを保有できるウォレットサービス「A Wallet(エーウォレット)」を開発し、12月15日よりサービスを開始した。
A Walletは、アミューズが運営するオンラインショップやファンクラブ等、アーティストにまつわる様々なサービスを利用するにあたって必要な共通IDである「A!-ID(エーアイディー)」と連携することで、これまで課題となっていたウォレット作成における複雑な会員登録、秘密鍵やシードフレーズ等の管理を必要とせず、A!-IDのみで簡単にウォレットが作成可能となった。
アミューズは、BABYMETALのNFTプロジェクトやKultureの設立記念NFTなど様々なNFT施策の実施、またPerfumeのNFTをライゾマティクスのマーケットプレイス「NFT Experiment」で展開させるなど、様々な形でNFTに関するプロジェクトにチャレンジしてきた。NFTの本質的な価値の1つとして、「代替不可能性を持ったデジタルデータ」である点が挙げられる。デジタルデータでありながら唯一無二であると証明されていることは、アーティストや作品の権利を守ることに繋がり、またユーザーに本物を提供できるということでもある。
NFTによってエンターテインメントの更なる可能性が広がる一方、NFTを保有するために必須となるウォレットについては、開設および利用に伴う煩雑さが課題だった。そこで、誰もが簡単かつ安全に使えるウォレットサービスを開発する必要があると考え、この度A Walletをリリースするに至ったという。
現在は、A!-IDで利用可能な「A!SMART(アスマート)」や「LIVESHIP(ライブシップ)」、各種ファンクラブなどの様々なサービスと連携し、パブリックチェーン(Polygonネットワーク)上で展開されるNFTコレクションを楽しむことができる。
同社は今後、社内外問わず様々なアーティストやプロジェクトのNFT施策を推進すると共に、各種外部サービスや、新たなNFTマーケットプレイスの開発や連携も視野に、国内NO.1の利用者数となるウォレットサービスを目指すとのこと。
なお、第1弾施策として、ストリーミング配信サービス「LIVESHIP」および、アミューズのデジタルファンサービス「Amuse+」と連携し、オリジナル視聴チケットNFTの付与をスタートする。
12月29日・30日に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて計3公演開催する「Amuse Presents SUPER HANDSOME LIVE 2022 “ROCK YOU! ROCK ME!!”」。アミューズ所属の俳優総勢20名以上が出演する本公演の生配信が決定し、LIVESHIPにて販売中の「Amuse+会員限定 特典付き視聴チケット」を購入した人のA Walletへ、オリジナル視聴チケットNFTが付与される。
オリジナル視聴チケットNFTは、配信される3公演それぞれ異なるカラーが予定されている。ライブ配信視聴の楽しみに加え、視聴の記念を固有のデータとしてA Walletに残せる新しい価値を提供する。