ぴあ、VIP向けホスピタリティ事業を展開するスイスのDAIMANIと業務資本提携 エンタメ業界のホスピタリティ市場に参入
ぴあは12月15日、スポーツ、音楽、イベント等のVIP向けホスピタリティ事業を展開するスイスのDAIMANI Holding AG(以下、DAIMANI)と業務・資本提携に関する契約を締結することを発表した。
集客エンタテインメント業界における「ホスピタリティ事業」とは、スポーツ、コンサート、イベントなどの開催に際し、観戦・鑑賞のためのVIPルーム等のトップカテゴリーのチケットに、クオリティの高い飲食やギフト、サービスの提供を組み合わせた商品の企画・販売・運営を行うもの。欧米ではすでに広く普及しているこの特別な体験を提供する観戦スタイルは、日本でも、ラグビーワールドカップ2019日本大会や、東京2020オリンピックなどにおいて実施され、富裕層のエンタメファンや取引先の接待等に使用する法人利用が増えており、今後の市場拡大が見込まれている。
ぴあは、ラグビーW杯やオリンピックなど、これまでの大規模チケッティング事業で培ったノウハウを活かし、欧米を中心に拡大しているホスピタリティ市場への参画の準備を進めている。通常の観戦・鑑賞に加え、様々な良質な体験を提供するホスピタリティパッケージの企画・製作・運営、および販売プラットフォーム提供ビジネスへの参入に向け、その事業推進パートナーとしてDAIMANIとの業務・資本提携を決定した。
本事業は、単なる富裕層向けサービスではなく、興行主催者の事業収益の拡大とともに、幅広いユーザーニーズに即したサービスのグローバル基準への拡充を目指したものであり、集客エンタメテインメント業界の活性化とユーザー拡大を図ることを目的としている。なお、DAIMANIとは、中長期的な協働関係を構築していくことを目指し、両社合弁による新会社の設立を2023年3月に予定している。
ぴあは、本事業の推進により、チケット事業との親和性の高いホスピタリティ事業の国内、及びアジア市場の開拓とその普及を図り、集客エンタテイメント事業における新たな収益の柱を構築するとともに、海外事業領域の拡大を進めていく。