Musicmanの音楽番組「Nusicman」、第3弾は「ここを!きいて!ほしい!」クリエーター視点で「音楽業界にぜひ知ってほしいアーティスト」を紹介
Musicmanの音楽キュレーション番組「Nusicman」が、第3回目の投稿を本日公開した。11月25日、Musicmanは新たに音楽キュレーション番組「Nusicman」を始動させた。早いものでもう3回目になるが、本日また新たな投稿を公開した。音楽業界にぜひ知ってもらいたいアーティストを紹介するという使命をもって、制作チームは日々情報集めやコンテンツ制作を行っている。第3回目となる今回のキュレーターはMatch。
「ここを!きいて!ほしい!」キュレーターMatchが作曲家視点で紹介
Matchは普段作編曲の仕事を行っている作曲家だ。主に映像作品系の音楽を手掛けている。曰く一番得意としているのは管楽器や弦楽器を使ったアレンジだという。幼少から様々な音楽に触れて育ったMatchにとってジャンルの壁は存在しない。クラシック音楽、クラシックロック、ポスト・クラシカル、サウンドトラック、ジャズ、ラテン、ブラックミュージック、シティポップ、アニソン、JPOP、ボカロ曲、EDM、アイリッシュやブルガリアの民族音楽に至るまで、その好みは幅広い。
そんなMatchがキュレーションの際に心がけていることは、トラックからふつふつと湧き上がるアーティストの表現欲求を見出すことである。やはり自身が作曲家をやっているので、「ここを!きいて!ほしい!」という熱を楽曲から感じ取ることは少なくないそうで、それは時に個性的な節回しやサウンドデザインかもしれないし、またあるときには歌唱・演奏や打ち込みのニュアンスやミックスかもしれない。キュレーターの立場として次に来る音楽を探していくのと同時に、一介の表現者として、こうしたことも心がけたいそうだ。
ハイクオリティな映像で「世界観」を構築する新世代アーティストたち
それでは今回、紹介するアーティストをこちらで軽く紹介したい。まず1組目がKiWi。紹介する楽曲は「TWILIGHT GAME」。絵本の物語のような面妖でファンタジックな世界観を表現するこの楽曲では、現代的なビートやシンセとオーケストラ的要素が融合している。そんなサウンドを彩るすばらしい自作のアニメーションミュージックビデオにも注目したい。
2人目に紹介するアーティストはMameyudofu。楽曲は「You Mean the World to Me feat. Shully」。大人気音ゲー「maimaiでらっくす」に収録されているこの楽曲は、Mameyudofuのサウンドデザインのセンス・能力が忌憚なく発揮されている。刺激的で未来的なサウンドと共存するヴォーカリストShullyのキュートでいてエモーショナルな声にも注目したい。
3人目に紹介するアーティストは水槽。楽曲は「イントロは終わり」。ハスキーな声から力強く歌い上げる声に至るまで、豊かな表現力を持ったアーティストである水槽は自身で作編曲を手掛けることが多い。この楽曲もそうで、彼女の声はもちろん、曲のいたるところに散りばめられたトリッキーな仕掛けや、素晴らしいミュージックビデオにも注目したい。
「YouTubeで音楽番組ができる」のはなぜ?
最後に、番組の仕組みについてもう一度説明しておこう。Nusicmanでは、YouTubeの再生リストを活用して、3人のキュレーターがMC形式で音楽ビデオをかけてゆく。MC→楽曲→MC→楽曲…と自動で連なるかたちなので、YouTubeながらラジオや音楽テレビの番組のように楽しめる新方式になっている。連載「未来は音楽が連れてくる」でお馴染みの作家、榎本幹朗が番組プロデューサーを担当。この方式を創案した。これから更に有益なコンテンツを増やしていくので、ぜひチャンネル登録の上、お見逃しなく。
(文:町田孝文)
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