アミューズ、22年4月~12月期は経常利益13.1%増
アミューズは2月14日、2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)を発表した。
同社グループの経営成績は営業収入384億4,500万円(前年同四半期比39.3%増)、営業利益23億6,600万円(同3.2%増)、経常利益25億8,400万円(同13.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億9,900万円(同21.3%減)となった。
前年同四半期に比べ、大型コンサートツアーが増加したことに伴いイベント収入が大幅に増加した他、商品売上収入、レーベル収入、印税収入、番組制作収入、映像製作収入、出演収入等が増加したことにより営業収入は増収となった。営業利益については、営業収入に係る営業原価や販売費及び一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となった。経常利益については、第1四半期連結会計期間より、株式会社MASH A&Rを持分法適用の範囲に含めたことによる「持分法による投資利益」の計上等により増益となった。親会社株主に帰属する四半期純利益については、「固定資産売却益」の計上はあったものの、「関係会社株式売却損」の計上及び「法人税等」の増加等により減益となった。
イベント関連事業は、イベント収入、商品売上収入の増加などにより営業収入242億4,500万円(前年同四半期比69.5%増)の増収、イベント収入に係る営業原価の増加はあったものの増収要因によりセグメント利益6億8,600万円(同720.5%増)の増益となった。
主な事業
- イベント収入:<コンサート>
桑田佳祐、福山雅治、SEKAI NO OWARI、Perfume、ポルノグラフィティ、宮本浩次、BEGIN、Skoop On Somebody、折坂悠太、
神はサイコロを振らない、藤原さくら、DEAN FUJIOKAのコンサートツアー
エレファントカシマシのコンサート - イベント収入:<舞台・公演>
ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」
芸術花火エンタテインメント「茅ヶ崎サザン芸術花火2022」
地球ゴージャス「クラウディア」
熱海五郎一座「任侠サーカス ~キズナたちの挽歌~」
s**t kingz「HELLO ROOMIES!!!」
ブルーマングループ ワールドツアー IN JAPAN 2022
若手俳優による「SUPER HANDSOME LIVE 2022」 - 商品売上収入:コンサートグッズなど
- ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfume、ポルノグラフィティなど
音楽・映像事業は、レーベル収入、印税収入(新譜・旧譜)、番組制作収入、映像製作収入が増加したことなどにより営業収入101億8,200万円(前年同四半期比5.6%増)の増収、レーベル収入等に係る営業原価の増加によりセグメント利益13億2,000万円(同6.2%減)の減益となった。
主な事業
- 印税収入(新譜・旧譜):桑田佳祐、サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfumeなど
- レーベル収入:福山雅治のオンラインライブBlu-ray&DVD、Saucy Dogのミニアルバムなど
- 番組制作収入:単発番組の制作受託など
- 映像製作収入:イベント興行の中継及び上映収入など
- 映像作品販売収入:吉高由里子主演ドラマ「最愛」などのBlu-ray&DVD販売収入
出演・CM事業は、出演収入及びCM収入の増加により営業収入40億1,700万円(前年同四半期比10.2%増)の増収、出演収入及びCM収入に係る営業原価の増加によりセグメント利益3億6,000万円(同55.1%減)の減益となった。
主な事業
出演収入・CM収入:福山雅治、星野源、大泉洋、安田顕、DEAN FUJIOKA、ホラン千秋、仲里依紗、BEGIN、吉高由里子、吉沢亮、三吉彩花、堀田真由、小関裕太、清原果耶、桜田通など
通期の連結業績予想は、2022年11月14日に公表したものを据え置いた。