バンダイ、縦スクロールマンガ事業に参入 投資額は3年間で10億円を計画
バンダイは、バンダイナムコフィルムワークスと連携し、新規IP(キャラクターなどの知的財産)創出を目的として、2023年度より縦スクロールマンガ事業に参入する。新規事業への参入に伴い、バンダイでは4月1日より新設部門として「縦スクロールマンガ編集部」を設立し、2023年末以降に電子コミックサービスにて作品を発売予定。
バンダイナムコグループは、IP創出の強化に取り組んでおり、その一環として縦スクロールマンガの制作・販売体制を構築する。企画・制作においては、バンダイナムコフィルムワークスが出資しているマンガ等コンテンツ制作会社であるエコーズと連携し、創出したIPはアニメ化、フィギュア・雑貨などの商品化のほか、バンダイナムコグループが持つ幅広い出口を活用したワールドワイドでの展開に向け、IP価値の最大化を目指す。
また、本リリース以降、スピード感のある企画・制作・販売体制の実現を目的としてバンダイ社内に窓口を設置し、エコーズを通じたクリエイターの採用や、外部のパートナー企業との連携・投資を進める。なお、本事業参入に向けた投資額は2023年4月から3年間で10億円を計画している。
作品の販売に向けては、縦スクロールマンガの新レーベル「バンダナコミック」を立ち上げ、2023年夏以降に公式サイトを公開予定。また、制作ジャンルや作品は、バトルアクションやアドベンチャーなどのオリジナル作品を予定し、加えてバンダイナムコフィルムワークス(旧サンライズ)が保有するIPのリブート作品(原作をベースに、新たな視点で作り直したもの)も計画している。