WOWOW、4/1付組織改定および人事異動を発表

WOWOWは3月2日、2023年4月1日付の組織改定および人事異動を発表した。

組織改定

同社は、事業の仕組みを「放送ファースト」から「会員ファースト」に変え、会員事業を成長させることを目的に組織改定を行った。以下はそのポイント。

1. 会員体験価値向上および「会員ファースト」の体制強化

• 放送・配信での視聴体験を提供するメディア・サービスの最大化を図るべく、現在の「カスタマーエクスペリエンス局」を「カスタマーエクスペリエンス局」と「メディア事業局」に分ける。
• 「カスタマーエクスペリエンス局」は、カスタマージャーニーを通じて会員体験価値向上を推進し、会員の満足度を向上させ、利用継続を促す施策を担う。「メディア事業局」はメディア・サービスの最大化に注力する。
• 現在の「WODサービス部」は「WODサービス部」と「WODプロダクト部」に分ける。「WODサービス部」は、WOWOWオンデマンド（以下、WOD）を会員が使いやすいUXに改善することに注力し、「WODプロダクト部」はWODサービスのインフラ、機能の開発・運用を管轄する。
• 「事業局」の配下に「エンターテインメント事業部」および「会員ビジネス部」を設置する。
• 「エンターテインメント事業部」は、コンテンツ体験の幅を広げるエンターテインメント・サービスを担い、オリジナルアニメの製作・出資業務を統合する。
• 「会員ビジネス部」は会員がメディア・サービスに加え楽しめる、TVODやEC等のサービスを管轄する。

2. 戦略部門の強化

• 中期経営計画（2021-2025年度）を実現するうえで重要となるデータ戦略、DX戦略を担う「デジタル戦略局」を新設する。
• 「データ&DX戦略部」に「ICT局統括部」の機能および現在の「カスタマーエクスペリエンス戦略部」のDMP機能を移管する。会員の行動履歴や趣向を分析し、コンテンツ開発、サービス改善、新サービス開発につなげていくためのデータの整備や見える化を図る。また最新技術やマーケットの状況をリサーチ・分析し、WOWOWの事業成長につなげる。
• 「ICT局開発部」を「デジタル戦略局」に移管し、「データ&DX戦略部」と一体となってDX推進を図る。
• 経営戦略と人財戦略を連動させるために人事を戦略部門と位置づけ、「人財戦略局」として独立させる。
• 「経営戦略局」配下に「グループ戦略委員会」を設置し、WOWOWグループとしての成長戦略を推進する。

3. 業務の効率化

• 「技術局」を「技術センター」にあらため、技術センターのもとに業務を集約し、タイムリーで柔軟なメンバー配置、スピーディーな課題解決と、社員の幅広い経験の蓄積を目指す。
• 経理、総務、広報・IR、法務部および秘書担当を「経営管理局」に統合する。

（新組織図）

クリエイティブオフィサー

異動

※敬称略