2022年年間音楽配信売上は17%増の1,050億円、初の1,000億円超えを達成し9年連続のプラス成長
日本レコード協会は3月7日、同協会加盟全社の集計による2022年第4四半期(10月~12月)の音楽配信売上実績を公表した。2022年第4四半期売上は前年同期比120%の283億円となり、この結果、2022年の年間売上は対前年比117%の1,050億円となった。
ストリーミングは前年比125%の928億円と伸長を続け、音楽配信売上の区分別シェアを約88%までに拡大、主要カテゴリとして更なる成長を遂げている。
ダウンロード
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- シングルトラック 70億1,900万円(78%)
- アルバム 43億5,000万円(87%)
- 音楽ビデオ 7,700万円(70%)
- ダウンロード計 114億4,600万円(81%)
ストリーミング
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- サブスクリプション/音楽 756億2,000万円(119%)
- サブスクリプション/音楽ビデオ 46億2,200万円(160%)
- 広告収入/音楽 59億9,000万円(229%)
- 広告収入/音楽ビデオ 65億7,000万円(129%)
- ストリーミング計 928億300万円(125%)
- その他 7億6,900万円
※Master ringtonesとRingback tonesは2022年より「その他」に集計カテゴリーを変更した。そのため、ダウンロード計数量と、合計数量の前年比に差が生じている。
2022年年間の音楽配信売上は、1,050億円(対前年比117%)と2005年の統計開始以来最高額、初の1,000億円超えを達成し9年連続のプラス成長、5年連続の2桁増となった。
1月末発表の2022年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額2,023億円と、同年音楽配信売上1,050億円の合計は3,074億円(対前年比109%)で、2年連続プラス成長、2018年以来の3,000億円超えとなった。音楽ソフトと音楽配信の比率は一昨年初めて音楽配信が3割を超えたが、2022年は66:34と、音楽配信が引き続きシェアを拡大している。