テレビ朝日、電子書籍ストア運営のBookLiveと資本業務提携 IP創出や次世代クリエイターの育成を強化
テレビ朝日ホールディングスの連結子会社であるテレビ朝日は3月10日、凸版印刷のグループ会社で総合電子書籍ストア「ブックライブ」を運営するBookLiveの株式を取得し持分法適用関連会社化することを発表した。
テレビ朝日グループとBookLiveはこれまで、同社グループで放送中の番組「まんが未知」で生まれたオリジナルマンガを「ブックライブ」ストア上で独占無料配信するなど連携してきた。
今後、IP創出や次世代クリエイターの育成等においてさらに連携を深めることで、アニメ・実写化を目的としたオリジナルコンテンツの共同制作および二次利用展開に関する協業体制の構築、テレビ朝日グループメディアとBookLiveのストア事業およびコミュニティ事業とのエコシステム構築による次世代クリエイターの獲得・育成等を展開していく。
テレビ朝日代表取締役会長 早河 洋氏コメント
当社グループは、2023年3月2日に新たな中期経営計画「新しい時代のテレビ朝日経営計画2023-2025」を発表し、”すべての価値の源泉はコンテンツにある”という基本理念のもと、コンテンツをあらゆるメディアに360°に展開し、コンテンツ価値を最大化する「360°戦略」を推進しています。また「ステーションからスタジオへ」という目指すべき姿を掲げ、2022年7月には新たに「アニメ・ゲーム事業部」を新設し、アニメ制作体制をさらに強化しています。
テレビ朝日グループとBookLiveはこれまで、テレビ朝日グループで放送中の番組「まんが未知」で生まれたオリジナルマンガを「ブックライブ」ストア上で独占無料配信するなど連携してまいりました。
今後、業務提携契約を締結し、IP創出や次世代クリエイターの育成等においてさらに連携を深めることで、良質なコンテンツを生み出し続けるエコシステムを構築してまいります。
BookLive 代表取締役社長 淡野 正氏コメント
BookLiveグループでは、運営する電子書籍ストアやマンガアプリなどを通じ、読者のニーズに応えたコンテンツの提供を行ってきました。ネットサービスが進化する中でコンテンツも絶えず変化を続けています。BookLiveでは、常に読者のニーズに応えたIP創出とクリエイターやコンテンツの価値向上を目指しており、2022年4月の中期経営計画では「グローバルデジタルエンターテインメント企業」への飛躍を掲げています。テレビ朝日との資本業務提携により、読者のニーズにより応えたIP創出や、当社事業とテレビ朝日のメディア連携による原作の創出、クリエイターコミュニティの構築など、良質なコンテンツを生み出し続けるエコシステムを構築してまいります。