Musicmanの音楽番組「Nusicman」、今回はバンド特集。「刺さる歌詞」の三人組
Musicmanの音楽キュレーション番組「Nusicman」が女性キュレーター小島による4本目の番組を本日公開した。今回は心に刺さる歌詞をテーマに、新進気鋭のバンド三組をチョイス。どれも売れそうな完成度があり、その結果、見ごたえのある内容となっている。
耳に残る歌詞、ライブ映えするサウンド。世界観のある三組
まず一組目が「ネットで活動する謎の二人組男性」を名乗る、さゆに!。淋しげなギターに乗せた優しい歌声が夢見心地に響き、曲名にもなっている「パンにはジャムと少量の愛を」というフレーズがサビで繰り返されるのが耳に残る。描かれるストーリーの起承転結も素晴らしく、インスタのおすすめ動画で偶々出会い、心を掴まれたリスナーのコメントが目立つ要注目のバンドだ。
二組目が結成2年足らずながら関西で着実にファンを増やしているno-no(ノノ)。ふわりとしたバンドサウンドにキッチュで透明感ある女性ボーカルが映える3ピースバンドだ。「空中列車揺らして」というサビが印象的で、恋人ふたりの心模様が、観覧車から見える景色の移り変わりと共に描かれていて、YouTubeで偶々聞いたリスナーたちがたくさんの応援コメントを残している。
最後が、同じく関西を拠点にする結成2年足らずのスクールガールズエンド、女の子四人組の本格派だ。ライブ映えする勢いのあるサウンド、力強いボーカルで、疾走感がありながらどこか喪失感のあるガールズロックバンド。楽曲「山茶花」は、「明日世界が終わるらしい」というリフレインが頭に焼き付くなか、最後は日常的なコンビニのシーンで歌が終わるのが印象的で、ライブ映像もチェックしたが、いつ人気に火がついてもおかしくない雰囲気がある。
下記からさっそく番組を見ていただきたい。
SNS時代、曲先か、歌詞先か?
番組の終わりには、担当キュレーターとMCによる歌詞トークを用意した。今回キュレーションを担当した小島は、音楽マニアといってよいほど毎日、新しい曲を旺盛的に発掘する生活を送っているが、入りのサウンドでまず判断して、次にこの素晴らしさを人に伝えるにはどうすれば、と考えたとき、いつも歌詞が大事になってくるという。SNS時代、世界観のある刺さる歌詞は、改めて大切になっている気がした。ここには書ききれない三組の歌詞の素晴らしさを語っているので、番組の最後まで楽しんで聞いていただければと思う。
なおNusicmanではTikTokに続き、YouTubeショートでの楽曲紹介も開始。番組の本格始動へ向けて着々と歩を進めているので、暖かく見守っていただければ幸いだ。
(文:榎本幹朗)
※番組へのお問い合わせはこちらから。
(2月19日まで一部メールが受信出来ておりませんでした。お詫び申し上げます)