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ドコモと吉本興業、エンタメビジネス推進に関する業務提携および「NTTドコモ・スタジオ&ライブ」事業を開始

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NTTドコモと吉本興業ホールディングスは4月24日、映像コンテンツ制作やライブ制作、アーティストの企画開発によるエンターテインメントビジネス拡大を目的に、ドコモと吉本興業グループ(吉本興業ホールディングス、吉本興業、FANY、FANY Studio)での業務提携について、4月11日に合意したと発表した。

加えて、本業務提携に伴い、FANY Studioが第三者割当の方法により発行する株式をドコモが引き受けることとした。FANY Studioは5月1日から、「NTTドコモ・スタジオ&ライブ」として、映像コンテンツ制作事業、音楽をはじめとするライブ事業、アーティスト開発事業の3事業を開始する。

今回、新たに事業開始するドコモ・スタジオ&ライブでは、FANY Studioのブランド名で、ドコモが保有する約9,300万人(2023年2月時点)の会員基盤やドコモの新しい映像メディア「Lemino」、ドコモが運営するアリーナ、タワーレコードなどのリアル/オンラインでの販売チャネルなどのアセットと、吉本興業グループが保有する映像コンテンツ、制作ノウハウ、プロデュース人材や音楽アーティストなどのアセットを組み合わせ、エンターテインメントビジネスの拡大をめざす。日本のコンテンツを世界に届け、世界を狙うクリエイターが集まるエコシステムを構築することで、日本のエンターテインメント業界をコンテンツ開発力とテクノロジーで牽引していく。

第1弾として、吉本興業ホールディングスとCJ ENMの合弁会社LAPONEエンタテインメントが主催するオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」の映像コンテンツ制作に向けて取り組み、今後は幅広い分野におけるエンターテインメントビジネスの拡大に乗り出す。

映像コンテンツ制作事業では、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」に加えて、吉本興業グループのコンテンツ制作ノウハウを武器に、自社で投資する自主制作と制作受託の両方に取り組み、グローバルに通用するコンテンツの企画開発・プロデュースを行う。さらに、保有するIP(知的財産)を用いた2次利用や海外に向けたフォーマット展開によるIPビジネスを行う。また、Leminoへの独占配信によるコンテンツの視聴を拡大していくほか、さまざまなプラットフォームにもコンテンツを供給していく。

ライブ事業では、吉本興業グループが権利を有するアーティストをはじめ、幅広いエンターテインメントのライブ・イベント主催や興行制作を行う。開催するライブはドコモが運営に参画するアリーナや最先端のテクノロジーを活用し、アーティスト・ファンのニーズに応えた会場内外の演出により新たな観賞体験を提供する。

アーティスト開発事業では、オーディション番組などからアーティストを生み出し、育成、マネジメントを行う。開発するアーティストはLeminoなどにおける独占配信コンテンツでの露出や、ドコモの会員基盤を活用したマーケティングソリューションにより、ファンエンゲージメント向上・ファン拡大に取り組む。さらに、開発したアーティストのライブ主催に加え、ファンクラブ運営、CD/DVD・グッズ販売などアーティストに関連する事業を展開する。

今後、ドコモと吉本興業ホールディングスは、ドコモ・スタジオ&ライブによるエコシステムの構築に加え、ファンやアーティスト事務所などをつなぐプラットフォームの構築を検討し、コンテンツ開発からファンとの接点となるプラットフォーム提供まで一気通貫で提供するモデルの構築をめざしていく。

新たに事業開始する会社の概要

社名:株式会社NTTドコモ・スタジオ&ライブ
(英⽂表記:NTT DOCOMO Studio & Live Inc.)
所在地:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー33階
代表取締役:代表取締役社長 吉澤 啓介氏、代表取締役副社長 山地 克明氏
増資・商号変更:2023年5月1日
事業内容:映像コンテンツ制作事業・ライブ事業・アーティスト開発事業
出資比率:ドコモ:66.64%、FANY:33.36%

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