Musicmanの音楽番組「Nusicman」、今回はギターの光る独自性高い新人3組を紹介
Musicmanの音楽キュレーション番組「Nusicman」が最新の番組を本日公開した。今回はギタリストであるKentaならではの視点で、ギターサウンドが光る独自性の高い3組を紹介している。
シティ・ポップ・リスペクトの女性ブルース・シンガー?独自性高い3組を紹介
最初に紹介するのは汐れいら(うしおれいら)。艶のある切ない声をクールなアコギ・サウンドに載せて、私小説的なリアリティのある恋愛模様を歌い上げており、同世代の女性の共感を惹きつけて止まない。インディーながら万単位の再生数を持っているのもうなずける期待の女性シンガーだ。
2組目は阿部桃子。シティ・ポップとブルースを融合しており、ちょっと比較対象のない唯一無二の女性アーティストだ。明るく、おしゃれでありながら元気あふれる音楽で、心から楽しそうに演奏する姿には自然と引き込まれてしまう。今回はブルース色の強い「This is 嫉妬」を紹介したが、シティポップ色の強い「80’sサマーソング」もぜひ聴いてみてほしい。
最後は4人組バンドのG over。鬱な歌詞のヒット曲が最近、徐々に増えてきたが、彼らはそのギター・サウンド、鬱な歌詞、けだるい歌声のどれもが重く、それでいて独特の軽みがあって聞きやすいという不思議な才能を持っている。ポップなミュージックビデオと相まって何度もリピートしたくなる音楽だ。
「Nusicman」は再生リストを活用してYouTubeで音楽番組を実現している。下記から今すぐ3組の音楽とKentaのVJトークをお楽しみいただけるようになっている。
「この曲はなぜ素晴らしい?」Kentaがコード進行から解説
番組終わりにはギタリストでもあるKentaが、紹介した阿部桃子の「This is 嫉妬」を分析。アコギ一本ながら、G7th主体のブルース進行に軽快なベースラインをつけて歌う彼女のギタリストとしてのセンスを詳らかにしている。他にも彼女はブルースやシティポップだけでなく、ライブでCreamのカバーを歌うなど70年代へのリスペクトも高く、その幅広い音楽性に将来性を感じる。
次回はTikTok特集を予定
次回は女性キュレーター小島が発見した才能をフィーチャーする予定だ。晴れて今春、大学を卒業した小島は在学中から、SpotifyやTikTok、TuneCoreほかあらゆるメディアを駆使してキュレーションの仕事をミュージックマン以外でもこなしてきた。その彼女があまたある楽曲から選ぶ光る才能に注目していただければ幸いだ。
(文:榎本幹朗)
※連絡先:nusicman@musicman.co.jp
(2月19日まで一部メールが受信出来ておりませんでした。お詫び申し上げます)