デジタルコンテンツ協会、「動画配信市場調査レポート2023」を発行 2022年市場規模は前年比107%の4,530億円と推計
デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は4月25日、「動画配信市場調査レポート2023」を発行した。本レポートは動画配信の市場規模を把握するためDCAJが独自で調査した結果をまとめたもの。PDF形式103ページで定価13,200円(税込)。
今回の調査では、2022年の動画配信市場規模を、4,530億円(前年比107%)と推計した。2022年は感染状況が落ち着き始めたことに伴い規制が緩和されて経済活動の再開が進む中、動画配信市場は手堅い成長を見せた。ユーザーの関心を引く魅力的なコンテンツにより動画配信サービスの利用は広がっており、コロナ禍をきっかけに急伸したライブ配信は成長トレンドを維持しているとしている。
また、動画配信市場は今までサービスを利用していなかった人々を新たなユーザーとして獲得し、AI技術を活用したマーケティング戦略などにより新しい価値を提供することで2027年には5,670億円まで成長すると推計。ノンユーザー層の取り込みには、サービスの利便性や魅力の向上が欠かせなく、今後ますます競争が激化していくとしている。
なお、2022年の調査結果を収めた本レポートでは、映像メディア総合研究所 代表 四方田浩一氏による特別寄稿「SVODピークアウトと都度課金サービスへの回帰」を巻頭に配するとともに、ライフスタイルの中に視聴習慣が根付き成長期を歩む動画配信市場の現状と課題、主な動画配信事業者の動向を紹介している。