東京二期会、文化庁の子ども鑑賞体験支援で⼩学1年⽣から18歳以下をオペラ「椿姫」に招待

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2020年2月上演の「椿姫」より 撮影:三枝近志

東京⼆期会は、文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)を受けて、7月13日から7月17日まで東京・東京文化会館大ホールで開催する東京二期会オペラ劇場「椿姫」公演に、小学1年生から18歳以下を無料で招待する。

 文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)は、「子供たちが劇場・音楽堂等において本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組を支援することにより、子供たちの豊かな人間性の涵養を図るとともに、将来の文化芸術の担い手や観客育成に資すること」を目的とする文化庁の支援事業。

4日間の公演中、毎日対象年齢447名の招待席(S席相当)を用意。親子で鑑賞を希望の場合は、子ども席が無料になり、親子並びの席で鑑賞することが可能。オペラ鑑賞を通して、子どもたちの想像力や表現力を育み、家族のコミュニケーションの向上や、家庭内でのより豊かな情操教育の一環となる機会を提供する。

対象の演目は、ヴェルディの不朽の名作「椿姫」。2020年に新制作上演した「椿姫」を、好評に応えて早くも再演するもの。指揮には、ロイヤル・オペラなど世界の一流歌劇場で絶賛され、当公演で日本でのオペラ・デビューを果たすアレクサンダー・ソディーを迎え、ダイナミックな舞台美術と正統かつ斬新な演出で観客を驚かせた「椿姫」をさらにドラマティックに深化させている。

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