コルグ、高音質・高画質動画配信サービスをトータルでサポートする「Live Extreme Showcase」を提供
コルグは、高音質・高画質動画配信サービスに必要なすべてをトータルでサポートするフルマネージドサービス「Live Extreme Showcase」を提供開始した。
コルグが2020年9月に発表したインターネット動画配信システム「Live Extreme」は、オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」や、ロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した高い音質が好評を博し、発表以来90公演以上ものコンサートやイベントのリアルタイム配信に採用されてきた。
インターネット動画配信による公演が一般化する中で、コンテンツ・ホルダーは、従来DVDやBlu-rayといったフィジカルメディアでしか配給することが出来なかった「ロスレス・ハイレゾ音声を含んだコンテンツ」「5.1chサラウンドで制作されたコンテンツ」を多くの視聴者にインターネットを通じ手軽に配信したいというニーズが高まっているが、コルグは、そのようなニーズに対し、パートナー企業が提供する配信プラットフォーム、CDN(Content Delivery Network)の機能と、「Live Extreme」のロスレス・ハイレゾ音声配信技術を組み合わせ、配信サーバー、ストリーミング・プレイヤーなどのインフラ準備から、VOD動画変換、著作権処理代行といった運用まで網羅するフルマネージドサービスを提供する。
また、同サービスを活用した初めての事例として、東京藝術大学が「藝大ミュージックアーカイブ」のコンサート配信から選りすぐりの公演を高音質化し、「東京藝大デジタルツイン」のサイトにて公開していくことが決定。東京藝大デジタルツインは、同大学が生み出すさまざまなコンテンツの発表や配信を行う芸術の新しい場所として、2021年2月にオープンした。Live Extreme Showcaseを使用したコンテンツ第1弾として、2022年7月3日に奏楽堂で行われた「藝大第九〜チャリティコンサート vol.6〜」より「ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調作品125「合唱付き」より 第4楽章」を4K映像と立体音響(ハイレゾ96kHz/24bit Auro-3D 9.1ch 音声)にて配信する。なお、同コンテンツは、Live Extremeで立体音響(イマーシブ・オーディオ)を配信する初めての事例となるとのこと。