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音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン、5/8をもって廃止

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コンサートプロモーターズ協会(ACPC)、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟は4月27日、5月8日をもって政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が廃止されることに伴い、同日付で「音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を廃止する。

同音楽3団体では、政府による上記方針に基づき、2020年5月25日付で無観客公演関係のガイドラインを、同年7月10日付で本ガイドラインを策定し、今日までに6回の改定を行っていた。音楽コンサートの現場において、来場者の理解・協力のもと、本ガイドラインに沿った対策を徹底している公演主催者・出演者・関係者に、改めて謝意を伝えている。

本ガイドラインの廃止以降、音楽コンサートにおける感染対策については、来場者および公演関係者が自身の体調や生活環境に合わせて、個人の判断で実施することを基本とする。公演毎に特段の事情がある場合、公演主催者の判断により来場者や公演関係者に対して各種感染対策への協力を依頼することは妨げない。ただし、その場合は券売開始前、遅くとも開催前の告知を徹底することを呼びかけている。

また今後、新型コロナウイルスに限らず感染症の急拡大が生じ、政府や自治体から事業者に対する注意喚起等が行われた際は、以下の4項目を基本として、各会員社に対して音楽コンサートにおける感染対策の強化を呼びかける場合があるとのこと。

  1. 接触感染対策
    (例:こまめな手洗い・手指消毒、不特定多数が接触する設備の消毒)
  2. 飛沫感染対策
    (例:咳エチケットの徹底、場面に応じた適切なマスクの着用)
  3. エアロゾル感染対策
    (例:換気設備の適切な利用)
  4. その他の対策
    (例:各自の体調管理、体調不良時の来場見合わせ)

これまでに策定・改定した本ガイドラインは、ACPCのWebサイトにてアーカイブされている。

また、個人や事業者の自主的な感染対策の参考情報として、内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室が公開しているWebサイト「感染対策インフォメーション」を紹介。最新の感染拡大状況等により、感染対策についての情報が随時更新される。

なお、感染対策に活用してきた備品類(検温器、パーティション、二酸化炭素濃度測定器等)の取扱いとしては、引き続き活用・保管することや、不要となったものにつき再利用(リユース)・再資源化(リサイクル)することが考えられる。ただし、補助金等により取得した(または改修等を行った)財産を処分する場合には、交付行政庁が定める一定の要件(補助対象財産の取得価格が単価50万円未満等)を満たす必要があるため、取扱いについては交付規程等を確認し、必要に応じて交付行政庁に問い合わせるよう呼びかけている。