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ソニーグループ、22年4月~23年3月期の音楽分野は大幅な増収増益 同分野の最高益を更新

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ソニーグループは4月28日、2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。

音楽分野について、売上高は主に為替の影響やストリーミング売上の増加により前年度比23.6%増の1兆3,806億円で大幅に増収、営業利益は同24.8%増の2,631億円と大幅に増益し、音楽分野としての最高益を更新するとともに、ソニーグループ6事業セグメント中で最大となった。なお、映像メディア・プラットフォームの利益貢献は、同分野営業利益の1割台半ばとなっている。

音楽分野の2023年度の通期見通しは、売上高を前年度比2%増の1兆4,100億円、営業利益をほぼ前年度並みの2,650億円としている。

また、2022年度第4四半期における同社のストリーミング売上は、前年同期比で、音楽制作で23%増、音楽出版で29%増、ドルベースではそれぞれ8%増、13%増となった。

音楽制作、音楽出版においては、有力アーティストとの関係強化や、新人の発掘・育成、The OrchardやAWALを通じたラインアップの拡充、新興市場での事業拡大などを進め、市場を上回る成長を継続し、競合他社よりも高い成長率や収益性を維持していくことを目指している。

ヒットを継続して創出する力は着実に向上しており、音楽制作では、2022年度のSpotify週次グローバル楽曲ランキング上位100曲に平均して43曲がランクインし、前年度から大きくシェアを伸ばした。マイリー・サイラスが1月にリリースした「Flowers」も、Spotifyにおける1週間でのストリーミング回数で、過去最高を記録する大ヒットとなっている。

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