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エムアップHD、22年4月~23年3月期の営業利益は初の20億円超 電子チケット事業は過去最高の取り扱い枚数に

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エムアップホールディングス

エムアップホールディングスは5月15日、2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。

当連結会計年度における売上高は159億3,600万円(前年同期比17.4%増)、営業利益は20億7,400万円(同23.5%増)、経常利益は20億6,800万円(同20.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,093百万円(前年同期比12.0%増)となった。

コンテンツ事業のコンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等では、新規アーティストの獲得や会員向けのチケット先行受付などにより、ファンクラブ/ファンサイトの会員数はライブ、コンサートの回復と歩調をあわせ堅調に増加したことなどにより、売上高は119億7,400万円(前年同期比15.2%増)となった。同事業のコンテンツ事業に係るEC事業では、引き続きアーティストグッズ販売のECへのデジタルシフトが進む中で、コロナ禍を経て再開が進むライブやコンサートと歩調を合わせ好調に推移したことなどにより、売上高は13億6,800万円(同36.9%増)となった。以上より、コンテンツ事業全体の売上高は133億4,300万円(同17.1%増)、セグメント利益は21億1,300万円(同10.6%増)となった。

電子チケット事業は、有観客でのライブ、イベントが増加していく中で、電子チケットの強みを活かしマーケットシェアを拡大させ、電子チケット取扱枚数、トレード成立枚数ともに前年より大きく増加、過去最高の取り扱い枚数となった。売上高は25億6,600万円(前年同期比21.6%増)、セグメント利益は5億7,200万円(前年同期比90.2%増)となった。

その他事業には、上記3つのセグメントに属さない連結子会社の収益等が計上されており、主にキャラクターグッズやアパレル、出版、プロダクション業務などが含まれている。将来の収益獲得に向けた事業育成を行い、売上高は2,600万円(同61.5%減)、セグメント損失は3,500万円(前連結会計年度は900万円の損失)となった。

2024年3月期の見通しについては、売上高175億円(前年同期比9.8%増)、営業利益25億円(前年同期比20.5%増)、経常利益25億円(前年同期比20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益15億円(前年同期比37.2%増)を見込む。