今再び注⽬を集める“電⼦⾳楽”の原点、東京⼯科⼤学デザイン学部 公開講座「⾳の始源を求めてpresents NHK電⼦⾳楽スタジオの遺産」蒲⽥キャンパスで無料開催

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東京⼯科⼤学デザイン学部では、1950年代半ばから90年代に傑作電⼦⾳楽の数々を制作し、近年その価値が再評価されている「NHK電⼦⾳楽スタジオ」の⾳源をアーカイブし紹介する活動を⾏っている、エンジニア/⾳楽プロデューサーの日永⽥ 広⽒を講師に迎えた公開講座を、6⽉11日に東京・蒲⽥キャンパスにて開催する。⼀般参加は無料で本学ウェブサイトにて申込を受け付ける。定員は約200名で定員になり次第終了となる。

1954年に世界最先端の電⼦⾳楽スタジオとして設⽴された「NHK電⼦⾳楽スタジオ」は、1999年の閉鎖に⾄るまで、シュトックハウゼン、黛敏郎、⼀柳慧をはじめとする20世紀を代表する作曲家たちとエンジニアが⼀体となった活動によって、日本のみならず世界の電⼦⾳楽史に⼤きな⾜跡を残した。日永⽥⽒ら元NHKエンジニアの愛弟⼦たちによる有志グループ「⾳の始源を求めて」では、これらの貴重な⾳源をエンジニアの⽬線から編集した作品集として、これまでに10枚のCDをリリースしている。芸術分野でもAIなどが注⽬を集める近年、日本のテクノロジーと⽂化の原点とも⾔える同スタジオの作品が再評価されている。

本公開講座は、若い世代にアーカイブの内容を伝えたいという同グループの意向を受け、本学デザイン学部3年「サウンドデザイン論」の授業を兼ねて開催されるもので、数百⼈規模のホールでのリスニングイベントとしては国内2例⽬、⾸都圏では初の開催となる。

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