日本のエンターテインメント・コンテンツおよびIPの海外向けPRマーケティングに特化したPRエージェンシー「Vegas PR Group」ZAIKO共同創立者が発足
主にエンターテインメントコンテンツおよびIPの海外向けPR・マーケティングを多言語で支援する日本発のPRエージェンシー「Vegas PR Group」が、2023年1月に発足した。
インターネットの進歩やSNSの台頭により、音楽をはじめとする様々なコンテンツ・IPがこれまで以上に言語の壁を越えてグローバルに進出してきており、国内だけでなく海外向けマーケティングの成功が、アーティストやレーベル、企業にとって収益を増やすカギとなっている。しかし、特に日本国内の音楽・エンターテインメント業界では、海外プロモーションに特化したPRエージェンシーがこれまで会社として存在していなかった。
そのような中、音楽・エンターテインメント業界において十数年の経歴を誇る代表のローレン・ローズ・コーカー氏が、自身を筆頭に多国籍チームからなるVegas PR Groupを発足し、従来の型にはまらない多言語での海外向けPR・マーケティングを通じて、日本のコンテンツやカルチャーの海外発信をあらゆる面からサポートしていく。
同氏は、2008年のキョードー東京への入社以降、ソニー・ミュージックエンタテインメントにて新規事業や渉外担当、ZAIKO共同創立兼最高執行責任者(COO)などを歴任し、十数年にわたって日本の音楽・エンターテインメント業界の最前線を見てきた中で、韓国発のコンテンツならびにBad Bunny、Rosaliaに代表されるスペイン語圏のアーティストが世界を席巻し、インド映画やアフロビーツが着実に発展を遂げる一方、世界における日本のコンテンツの影響力は以前に比べると相対的に落ち、さらに人口減少に伴い国内コンテンツ市場の縮小が避けられないという問題を、業界に携わる中で実感していたという。そして長年にわたり、こうした課題の解決には海外に向けたプロモーションの強化が必要不可欠だという思いを強めていた。
しかし、日本のエンターテインメント業界にも海外からのオファーやビジネスチャンスがあるのにも関わらず、ビジネスチャンスを掴めなかったり、海外市場を狙う意欲はあってもそのノウハウを有するパートナーを見つられず、海外でのプロモーション方法が手探りのままで世界の市場における収益の最大化を目指せていないという現状がある。Vegas PR Groupは、こうした日本国内の業界が抱える課題を解決し、クリエイターや企業に活躍の場を世界に広げるための強力なパートナーとなれるよう尽力していくという。
チームには、エンターテインメント業界の知見やノウハウを熟知しているコーカーをはじめ、世界的に有名な日本のロックバンドのマネジメント経験がある音楽業界のベテラン、PitchforkやThe Guardianなど海外有名媒体での執筆経験を誇るライター、カルチャーやコンテンツ・IPを中心としたPRのスペシャリストなど、日米韓からなる多国籍なエキスパートたちが集結。世界のオーディエンスにしっかりと情報を届けられるよう、世界に向けたPR戦略や、SNS・インフルエンサーを活用したデジタルマーケティング、多言語でのコピーライティングなど、多彩なマーケティングサービスを展開し、エンターテインメント業界の人たちを幅広くサポートする。
Vegas PR Group 代表取締役兼ディレクター、ローレン・ローズ・コーカー氏コメント
これまで、IPやコンテンツを管理・制作する日本の多くの企業が、過去に作られた独自のルールを変えることができず、海外市場に目を向けられていないという状況にありました。しかし、縮小し続ける国内市場に直面する日本において、海外市場を視野に入れないという選択肢はもはやありません。あらゆるコンテンツがグローバルにデジタルリリースされ、言語を越えてコンテンツが世界を往来できるようになった今こそ、日本のコンテンツは海外からの収益増加を構築できる大きなチャンスを迎えています。そして世界を舞台にする上で必要とされるのは、国内のアーティストやクリエイターが持つストーリーを理解し、様々な言語・文脈で海外の幅広いマーケットに伝えられるPR・マーケティングエージェンシーです。Vegas PR Groupは、グローバルな舞台に日本のコンテンツを次々と投入し、世界のエンターテインメント経済における日本の存在感およびポジションを確立していくことを目指します。