TBSがU-NEXT株式の20%を取得、資本業務提携関係を大幅に強化
USEN-NEXT HOLDINGSは、TBSホールディングスと、6月29日付で資本業務提携をより一層強化するパートナーシップ協定を締結した。また、合わせて実施するU-NEXTの第三者割当増資により、TBSはU-NEXTの発行済み株式の20%を取得、持分法適用関連会社とすることで、事業成長に向けた協業をより強固にし、さらなる戦略的なシナジーを生み出していく。
U-NEXTは3月31日付で、有料動画配信サービス「Paravi(パラビ)」を運営していたプレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)と経営統合し、有料会員数385万人以上、配信コンテンツ36万本以上(2023年5月末時点での単純合算)を擁する国内勢で最大の動画配信プラットフォームが誕生。7月1日より、Paraviで提供されていた約1万本のコンテンツがU-NEXTに移管され、“新生U-NEXT”がスタートする。
圧倒的な量のコンテンツやデジタル技術・マーケティングに強みを持つU-NEXTと、ドラマ・バラエティに強みを持つTBSグループがより強固に協業することで、主に以下の分野でさらなるビジネスシナジーを創出していく。また、TBSからの調達資金も最大限活用して、“新生U-NEXT”の事業成長を加速していく。
1. コンテンツ分野
- コンテンツ制作、調達における規模感、スピード感の強化
- 大型ライブイベントやスペシャルドラマなど、配信と放送のクロスプラットフォームを生かした企画の実施
- U-NEXTが強みを持つ映画や欧米・韓流ドラマに、TBSグループのドラマ・バラエティ・スポーツなど独占コンテンツを加えたラインナップの充実
2. プロモーション分野
- 地上波テレビ・ラジオ・BS・CSなどTBSグループのパートナーメディアでの積極的発信
- U-NEXTが得意とするデジタル広告や映画館・家電量販店での露出を組み合わせた「クロスマーケティング」の実施
3. クリエイティブ・開発分野
- 両社の開発リソースを用い、ARやVRなど新技術を活用したサービス開発