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JASRAC、23年度第1四半期の分配額は前年比9.6%増の311億円 上演・演奏会等がコロナ禍前を上回る

ビジネス 音楽業界

日本音楽著作権協会(JASRAC)

日本音楽著作権協会(JASRAC)は7月24日、2023年度第1四半期(2023年4月から6月まで)報告を発表した。

第1四半期の徴収額は、2022年度同期⽐12.5%増の334億2,000万円となった。インタラクティブ配信が好調を維持した(2022年度同期⽐16.5%増)ほか、上演・演奏会等が2022年度同期を大幅に上回り(61.1%増)、コロナ禍前の2019年度同期との⽐較でも24.8%増となった。

第1四半期の分配額は、2022年度同期⽐9.6%増の311億1,000万円となった。これは、主に2022年10月から2023年3月までの徴収額を反映したもので、インタラクティブ配信及び演奏会等で大幅な増となった。

第1四半期の経常収益は、2022年度同期⽐7.4%増の34億4,000万円となった。分配の状況を反映し管理手数料収入がインタラクティブ配信で1億8,000万円、演奏等で3,000万円の増となった。

第1四半期の経常費用は、2022年度同期⽐2.2%減の23億4,000万円となった。著作権協会国際連合(CISAC)との共同広報事業の実施により広報費が増(2022年度同期⽐3,000万円増)となった一方で、機械計算関係費は大幅な減(2022年度同期⽐1億2,000万円減)となった。