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ヤマハ、23年4月~6月期は増収減益 通期予想は下方修正

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ヤマハ

ヤマハは8月2日、2024年3月期第1四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。

売上収益は、為替の円安による影響もあり前年同期に対し3億円(0.3%)増加の1,062億円となった。事業利益は、エントリーモデルの需要減が続きデジタルピアノの販売が伸び悩んだことや、ピアノの在庫削減のための生産調整などにより、前年同期に対し43億円(39.2%)減少の67億円となった。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、19億円(21.8%)減少の67億円となった。

楽器事業は、売上収益722億円(前年同期比1.6%減)、事業利益49億円(同49.2%減)の減収減益となった。アコースティックピアノは、中国で停滞していた販売が回復し増収。電子楽器は、エントリーモデルの需要減が続き減収。ギターは、日本や欧州で販売を伸ばし増収。管弦打楽器は、減収となった。

音響機器事業は、売上収益241億円(前年同期比5.9%増)、事業利益1億円(前年同期は4億円の損失)の増収増益となった。個人向け事業は、市況の低迷が継続し減収。法人向け事業は、業務用音響機器の需要および商品供給が回復し増収となった。

部品・装置、その他の事業は、売上収益99億円(前年同期比1.1%増)事業利益17億円(前年同期比5.3%減)の増収減益となった。電子デバイス、自動車用内装部品は増収、FA機器は減収となった。

2024年3月期通期業績予想は、デジタルピアノのエントリーモデルの販売回復の遅れなどを織り込む一方で、為替レートの見直しもあり、5月9日に公表した売上収益4,700億円(前期比4.1%増)は据え置き、事業利益560億円(前期比22.1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益420億円(前期比10.0%増)を事業利益500億円(前期比9.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益385億円(前期比0.8%増)に下方修正する。

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