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河合楽器製作所、23年4月~6月期は経常利益22.9%減

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河合楽器製作所は8月8日、2024年3月期第1四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。

当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比6.5%減の194億600万円、営業利益は同32.2%減の7億7,800万円、経常利益は同22.9%減の12億700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同15.4%減の7億7,700万円となった。

楽器教育事業は、「Shigeru Kawai」をはじめとするグランドピアノの販売において前期に引き続き国内で好調に推移したが、中国での年初における新型コロナウイルス感染症の急拡大による経済活動の停止や、巣ごもり需要が一定の落ち着きを見せたこと、物価の上昇に伴う消費者マインドの悪化などにより、売上高は前年同期比6.0%減の164億4,400万円となり、材料費の高騰などにより営業利益は同18.0%減の6億4,900万円となった。

素材加工事業は、供給先の生産調整により半導体関連部品の受注が減少したことなどもあり、売上高は前年同期比10.4%減の23億5,200万円となり、営業利益は同51.0%減の1億7,700万円となった。

その他の事業は、医療機関向けIT機器販売の減少などにより、売上高は前年同期比6.8%減の6億1,000万円となり、営業損失は2,700万円(前年同期営業損失200万円)となった。

2024年3月期の連結業績予想は、5月11日に公表したものを据え置いた。

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