HYBE、CJ ENMからBELIFT LABの株式を取得し完全子会社化

2023年8月10日 16:57

HYBEは8月10日、CJ ENMからBELIFT LABの株式51.5％を取得する契約を締結したことを発表した。これにより、HYBEはBELIFT LABの株式100％を保有し完全子会社化する。なお、BELIFT LABの株式取得手続きは関係当局の承認がなされ次第完了する予定とのこと。

BELIFT LABは2018年9月、HYBEとCJ ENMが合同で設立した法人。両社は共同経営の方針に従って、HYBE COOのキム・テホがBELIFT LABの代表取締役を務め、CJ ENM側の人事も理事会に参加することでバランスを保ってきた。

両社はBELIFT LABを通じて共にK-POP市場で影響力を高めてきた。BELIFT LABが成し遂げた最も大きな成果がボーイグループENHYPENのデビューであり、デビューして4年目に突入したENHYPENはミリオンセラーアーティストとしてさらに存在感を増している。

BELIFT LAB株式の取得は、HYBEの中長期成長戦略である「マルチレーベル体制の高度化」のために行われた。HYBEのマルチレーベル体制は、それぞれ音楽的な個性を持つレーベルが独立した権限を持って運用できるようにすることに焦点を合わせており、すべてのレーベルが独立した法人でありながらHYBEの子会社として存在することで実現している体制。今回の株式取得を契機に、BELIFT LABも完全子会社として編入され、HYBEのマルチレーベルラインナップはさらに高度化するとしている。

HYBEとCJ ENMは、BELIFT LABの株式譲渡が完了した後も、K-カルチャーの振興に向けた協力を継続していく予定とのこと。