アミューズ、23年4月~6月期経常は赤字転落
アミューズは8月14日、2024年3月期第1四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。
同社グループの経営成績は営業収入95億4,200万円(前年同四半期比12.3%減)、営業損失4億300万円(前年同四半期は6億9,500万円の営業利益)、経常損失3億1,200万円(前年同四半期は8億500万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失3億3,000万円(前年同四半期は2億9,200万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。
前年同四半期はイベント開催制限の緩和により大型のコンサートツアーが集中していたが、当第1四半期連結累計期間においてはその反動減によりイベント収入が減少した他、番組制作収入、CM収入等が減少したことにより、営業収入は減収となった。また、減収要因に加えてイベント制作費の増加や事業開発に伴うコストの増加等により、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する四半期純損失については減益となった。
イベント関連事業は、イベント収入の減少などにより営業収入47億7,000万円(前年同四半期比14.7%減)、減収要因及びイベント制作費の増加や事業開発に伴うコストの増加等によりセグメント損失4億9,000万円(前年同四半期は2億3,500万円のセグメント利益)となり、減収減益となった。
主な事業
- イベント収入:<コンサート>
- エレファントカシマシ、BABYMETAL、BEGIN、FLOW、桜田通、Skoop On Somebody、NOA、藤原さくら、由薫のコンサートツアー
- BABYMETAL、宮本浩次、Perfume、BEGINのコンサート
- イベント収入:舞台・公演
- 熱海五郎一座「幕末ドラゴン~クセ強オンナと時をかけない男たち~」
- 舞台『幾つの大罪~How many sins are there?~』
- ミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」
- ミュージカル「マリー・キュリー」
- トークショー「カズキのタネ トークショー NICE to meet you」
- 商品売上収入:エレファントカシマシ、BABYMETALのコンサートグッズなど
- ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、Perfume、SEKAI NO OWARIなど
音楽・映像事業は、レーベル収入が増加、番組制作収入が減少、映像製作収入が減少した要因などにより営業収入34億1,800万円(前年同四半期比8.9%減)、減収要因及び原盤制作費等の増加によりセグメント損失1,000万円(前年同四半期は3億5,900万円のセグメント利益)となり、減収減益となった。
主な事業
- 印税収入(新譜・旧譜):桑田佳祐、サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、ポルノグラフィティなど
- レーベル収入:BABYMETALのライブBlu-ray&CDなど
- 番組制作収入:単発番組の制作受託など
- 映像製作収入:映画『月の満ち欠け』の配信権、イベント興行の中継及び上映収入など
- 映像作品販売収入:映画『月の満ち欠け』などのBlu-ray&DVD販売収入
出演・CM事業は、出演収入及びCM収入の減少により営業収入13億5,300万円(前年同四半期比11.5%減)、減収要因によりセグメント利益9,700万円(前年同四半期比3.7%減)となり、減収減益となった。
主な事業
- 出演収入・CM収入:福山雅治、三宅裕司、寺脇康文、大泉洋、安田顕、星野源、ホラン千秋、仲里依紗、吉高由里子、吉沢亮、桜田通、小関裕太、三吉彩花、堀田真由、清原果耶など
2024年3月期連結業績予想は、5月15日で公表したものを据え置いた。