Brave group、東京理科大学とファンダムエコノミーおよびesportsに関する共同研究を開始

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Brave groupは10月25日、シリーズDファーストクローズにおける東京理科大学イノベーション・キャピタルからの資金提供を受け、東京理科大学と資本業務提携を行い、ファンダムエコノミーおよびesportsに関する共同研究を開始すると発表した。

Brave groupは「80億の、心をうちぬけ。」というミッションのもと、次世代Virtual esportsプロジェクト「ぶいすぽっ!」やバーチャルミュージックレーベルを擁する「RIOT MUSIC」などVTuberのプロデュースを行うIP事業、自社のメタバースエンジン「Brave Engine」を活用したバーチャル学園都市「MEキャンパス」を運営するPlatform事業、esportsスクール「CR Gaming School」の運営やAI・Web3などを活用して新興領域を開拓するIncubation事業など、さまざまな事業・サービスを国内外に向けて展開している。

今年に入ってからは複数の海外拠点設立に加え、英語圏や中国語圏、欧州市場を対象にバーチャルタレントオーディションを実施するなど、IP事業を中心にグローバル展開も含めた積極的なグロース戦略に取り組んでいる。

また、esports事業においては、2022年12月に「100年先のesportsのために」をビジョンに掲げesports事業を展開するGame & Co.を設立。大会運営やコンサルティングだけでなく、esportsの教育事業にも取り組んでいる。

今後Brave groupのさらなる事業成長、また、VTuberやesportsといった新興エンタメ領域のさらなる市場成長のためには、データ活用を通じた戦略の成否の確率を上げていくことが不可欠であるとし、シリーズDファーストクローズで参加した投資家の1つである東京理科大学と、ファンダムエコノミーおよびesportsに関する共同研究を実施するに至ったとのこと。

今回の共同研究では東京理科大学経営学部 国際デザイン経営学科 柿原正郎教授らの研究グループと共に、IP / esports事業を中心としたさまざまな周辺データを複合的に分析することにより、事業成長、市場成長に寄与するような戦略立案に活用していく。

東京理科大学 経営学部 国際デザイン経営学科 柿原正郎教授コメント

この度、東京理科大学から資本参加させて頂くご縁で、Brave group様と産学連携共同研究プロジェクトをスタートすることとなり、大変嬉しく思っております。ゲーム・esportsを軸としたファンダムエコノミーは、いまもっとも活気がありビジネス的にも注目されているエンターテイメント領域のひとつです。競技としてのゲームであるesportsに本気で取り組むプロゲーマー、ゲーム実況配信のなかで本気でゲームに取り組む姿で多くの人々を魅了するVTuber、そしてそうした本気でゲームに取り組む人々に熱狂し応援する視聴者。ユーザー行動分析に長年取り組んできた私の知見を活かして、それらの人々の行動や態度を定量的に把握し、熱狂のメカニズムを実証的に解明することがこのプロジェクトの目的です。研究成果は今後さまざまな形で公開・共有していきたいと思いますので、ぜひご期待ください。

Brave group 代表取締役 野口圭登氏コメント

この度、東京理科大学の柿原正郎教授と貴重なご縁があり、VTuberおよびesports分野における共同研究をスタートすることとなりました。学術的なアプローチでのデータ解析は初の試みであり、非常にわくわくしております。
弊社の事業成長だけでなく、市場の成長に繋がるような仮説およびファクトを導き出し、市場、そして社会に還元できれば幸いです。
弊社は今後も、国内外でのアライアンスを強化し、事業の圧倒的な成長を図って参ります。

Game & Co. 取締役 久保敦俊氏コメント

この度、東京理科大学とesportsに関する共同研究が立ち上がったことを、大変有意義であると感じています。
これからのesports市場において、事業成長と市場拡大のためにはデータを活用した戦略立案は不可欠と考えています。
弊社の持つアセットやesports領域に関する知見を活用し、データアナリティクスにおいて深い知見を持つ東京理科大学の柿原正郎教授との共同研究を通じて、これからのesports市場に必要なデータを調査・分析することを目指します。
未来のesportsシーンのため、本共同研究に取り組んで参ります。

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