コルグのインターネット動画配信システム「Live Extreme」がアメリカでサービス開始、AURO-3Dのライブ配信機能追加も
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コルグは、2020年9⽉に発表したインターネット動画配信システム「Live Extreme」が⽶ストリームソフトによるハイレゾリューション配信プラットフォーム「Artist Connection」に対応し、アメリカでサービス提供開始されたことを発表した。
Live Extremeは、オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」や、ロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した⾼い⾳質が好評を博し、これまでに日本国内で120公演以上のコンサートやイベントの配信に採⽤されてきた。国内においては複数の配信プラットフォームにLive Extremeが導⼊されており、⼩規模配信から⼤規模配信まで、あらゆる顧客のニーズに応える環境が整備されているが、海外向けのサービス提供が課題となっていた。
Artist Connectionは、⽶サンフランシスコ・ベイエリアを拠点とするソフトウェア企業のストリームソフトが2019年より提供しているハイレゾリューション配信プラットフォームであり、ハイレゾ、ドルビーアトモス、AURO-3D、Sony 360 Reality Audioなど、既に多くの⾼⾳質フォーマットの再⽣に対応している。
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アップロード先設定選択画⾯
来⽉リリースされる「Live Extreme Encoder v1.12」では、Artist Connectionプラットフォームへの配信が追加される予定だ。これにより、Artist Connectionサービスを通じて、Live Extremeのハイレゾ⾳声(最⼤384kHz/24bitのLPCM)付き動画のライブ配信がワールドワイドで可能となる。
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AURO-3Dライブ配信時のエンコーダー画⾯
本バージョンでは、更に、⾼⾳質なイマーシブ・オーディオ・フォーマットとしてオーディオ愛好家から⽀持されているAURO-3Dのライブ配信機能が追加されている。この⾳声データは、Windows、Macのウェブ・ブラウザで再⽣可能なほか、Streamsoftが提供するArtist Connectionの再⽣アプリケーションでもデコードが可能だ。
広告・取材掲載