広告・取材掲載

河合楽器製作所、23年4月~9月期は経常利益15.4%減 通期予想を下方修正

ビジネス 音楽業界

河合楽器製作所は11月9日、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。

当第2四半期連結累計期間の売上高は404億500万円(前年同期比16億1,800万円減)、営業利益は18億1,200万円(同6億2,400万円減益)、経常利益は24億1,900万円(同4億4,100万円減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15億3,700万円(同2億3,200万円減益)となった。

楽器教育事業は、「Shigeru Kawai」をはじめとするグランドピアノの販売においては前期に引き続き国内で好調に推移したが、中国での年初における新型コロナウイルス感染症の急拡大による経済活動の停止や、巣ごもり需要が一定の落ち着きを見せたこと、物価の上昇に伴う消費者マインドの悪化などにより、売上高は337億3,100万円(前年同期比15億9,000万円減)となり、材料費の高騰などにより営業利益は14億5,100万円(同3億1,400万円減益)となった。

素材加工事業は、自動車関連部品の受注が減少したことなどもあり、売上高は47億600万円(前年同期比493百万円減)となり、営業利益は3億6,600万円(同2億9,400万円減益)となった。

その他の事業は、医療機関向けIT機器販売の受注増加などにより、売上高は19億6,700万円(前年同期比464百万円増)となり、営業利益は3,600万円(同2,000万円増益)となった。

2024年3月期の連結業績予想は、中国及び欧州市場の回復が想定よりも遅れる見通しとなったことにより、売上高を従来予想の890億円から7.1%減の827億円(前期実績877億7,100万円)、営業利益を同55億円から18.2%減の45億円(同50億4,500万円)、経常利益を同54億円から7.4%減の50億円(同56億3,900万円)、親会社株主に帰属する当期純利益を同36億円から11.1%減の32億円(同36億7,200万円)と下方修正した。

関連タグ