エムアップHD、23年4月~9月期は経常利益22.7%増
エムアップホールディングスは11月14日、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
当第2四半期連結累計期間における売上高は88億6,500万円(前年同期比14.2%増)、営業利益は14億5,700万円(同22.7%増)、経常利益は14億7,200万円(同22.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億9,500万円(同24.5%増)となった。
コンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等では、主にスマートフォン向けにファンクラブサイト運営や各種デジタルコンテンツ配信、動画サービス、アプリの提供などを行っている。売上高は66億1,100万円(前年同期比14.8%増)となった。
コンテンツ事業に係るEC事業については、主に同社グループの運営するファンクラブサイト等を通じて、アーティストグッズとCD、DVD及びブルーレイといった音楽映像商品の販売を行っている。売上高は74億7,600万円(同16.3%増)、セグメント利益は14億3,800万円(同22.7%増)となった。
電子チケット事業には、電子チケット及びチケットトレード、並びにそれらに付随する各種サービスからの収益により構成されている。音楽のライブはもちろんのこと、プロ野球やフィギュアスケートといったスポーツ、遊園地などのレジャー施設まで幅広く電子チケットサービスを提供している。売上高は13億7,000万円(同3.4%増)、セグメント利益は3億9,600万円(同17.1%増)となった。
その他事業には、上記3つのセグメントに属さない連結子会社の収益等が計上されており、主にキャラクターグッズやアパレル、プロダクション業務などが含まれている。当第2四半期連結累計期間においても、将来の収益獲得に向けた事業育成を行い、売上高は1,800万円(同117.8%増)、セグメント損失は2,200万円(前年同四半期は2,600万円のセグメント損失)となった。
2024年3月期の見通しについては、売上高175億円(前年同期比9.8%増)、営業利益25億円(同20.5%増)、経常利益25億円(同20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益15億円(同37.2%増)を見込んでいる。
当第2四半期連結累計期間については、ライブ、コンサートの着実な回復のもと、想定通りに会員数の獲得が進み、また電子チケットの取り扱いも好調に推移したことで、特に利益面において業績見通しに対して高い進捗率となっている。今後についてもこのトレンドが継続するものと想定しており、加えて会員規模の大きいファンクラブの開設等も予定している。また、韓国ファンプラットフォーム企業との合弁会社による新規サービスの開始や、中国でのファンクラブ展開の準備も順調に進んでおり、これら業績見通しには含まれない新規事業からの収益貢献も期待される。