アミューズ、23年4月~9月期は経常利益84.4%減
アミューズは11月14日、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
同社グループの経営成績は、営業収入229億3,300万円(前年同四半期比4.4%増)、営業利益1,600万円(同97.9%減)、経常利益1億4,100万円(同84.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億6,300万円(前年同四半期は3億8,000万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。
前年同四半期に比べ、サザンオールスターズ45周年の活動に伴うグッズ・商品収入や旧譜の印税収入が増加した他、映像製作収入やCM収入等が増加したこともあり営業収入は増収となった。一方で、事業費補助金が減少したことに伴う営業原価の増加に加え、新規事業開発等でのコストの増加により減益となった結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上となった。
イベント関連事業は、イベント収入の増加などにより営業収入127億5,000万円(前年同四半期比3.3%増)、イベント制作費の増加や事業開発に伴うコストの増加等によりセグメント損失5億6,300万円(前年同四半期は1千8百万円のセグメント損失)となり増収減益となった。
主な事業
- イベント収入:<コンサート>
- エレファントカシマシ
- BABYMETAL
- NOA
- SEKAI NO OWARI
- BEGIN
- s**t kingz
- Perfume
- 桜田通
- Skoop On Somebody
- 折坂悠太のコンサートツアー
- サザンオールスターズ
- 福山雅治
- 宮本浩次
- FLOW
- イベント収入:<舞台・公演>
- 熱海五郎一座「幕末ドラゴン~クセ強オンナと時をかけない男たち~」
- ミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」
- 舞台「幾つの大罪~How many sins are there?~」
- ミュージカル「ヴァグラント」
- ミュージカル「カラフル」
- ミュージカル「マリー・キュリー」
- 商品売上収入:コンサートグッズなど
- ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfume、ポルノグラフィティなど
音楽・映像事業は、印税収入(新譜・旧譜)が増加、映像製作収入が増加などの増収要因、レーベル収入が減少などの減収要因により営業収入71億3,200万円(前年同四半期比3.6%増)、上記要因などによりセグメント利益4億1,700万円(同32.2%減)となり増収減益となった。
主な事業
- 印税収入(新譜・旧譜):桑田佳祐、サザンオールスターズ、福山雅治、ポルノグラフィティ、星野源など
- レーベル収入:BABYMETALのライブBlu-ray/CDなど
- 番組制作収入:単発番組の制作受託など
- 映像製作収入:映画『月の満ち欠け』の配信権、イベント興行の中継及び上映収入など
- 映像作品販売収入:映画『月の満ち欠け』などのBlu-ray/DVD販売収入
出演・CM事業は、出演収入及びCM収入の増加により営業収入30億5,000万円(前年同四半期比11.9%増)、出演収入及びCM収入に係る営業原価の増加によりセグメント利益1億6,100万円(同10.4%減)となり増収減益となった。
主な事業
- 出演収入・CM収入:福山雅治、大泉洋、サザンオールスターズ、仲里依紗、星野源、ホラン千秋、安田顕、吉沢亮、吉高由里子、桜田通、三吉彩花、小関裕太、堀田真由、茅島みずきなど
2024年3月期の連結業績予想については、5月15日に公表したものを据え置いた。