ワーナーミュージック・ジャパン、全社員の正社員化を実施 65歳定年制も導入
ワーナーミュージック・ジャパン(WMJ)は、国内全社員を対象とした正社員への転換を実施した。あわせて、業界平均を上回る65歳定年制も導入した。
現在、「人生100年時代」や「生涯現役」などの意識が世間で高まる中、できる限り長期間、安定的に勤めたいという社会人ニーズが高まりつつある。WMJでは従来より有期契約のもとで社員を雇用してきたが、彼らに安心・安定して会社との結びつきを持ちながら長期でキャリアを形成してもらうことを目指し、今回の施策に至った。今後は全正社員が65歳まで一貫して勤めることが可能となる一方、会社にとっても、能力開発やリーダー育成に向けた社員への投資、キャリア形成も意識した機動的な配置転換や、長期雇用が可能となる。
昨今、アーティストの国内外での活躍や楽曲のデジタル展開が加速する中、WMJでは組織の改編や国際化など、より働きやすい環境を作るべく、優先事項に取り組んできた。10月からの本年度でも、引き続きこれらを迅速に執り進めているところだ。また、昨年度は新規雇用の半数以上が女性となり、社内オペレーティング・コミッティ(直訳:運営委員会。部門長会議に相当する)の女性メンバーが2年前の4倍となるなど、女性社員の活躍推進も進捗している。
WMJ 代表取締役社長兼 CEO 小林和之氏コメント
WMJの中核には常にアーティストの存在があり、私たちは彼らの活動を支援し、ファンと結ぶことをミッションとしています。社員に安心して長きにわたり力を発揮してもらうことは、このミッション達成と同一線上にありますので、今後も雇用環境の充実を図りたいと思います。