Weverseが「2023ファンダムトレンド」を発表、全世界のファンが3日に1度利用 滞在時間は1年間で46%増加
グローバルファンダムライフプラットフォームWeverse(ウィバース)を運営するWEVERSE COMPANYは、今年1年間を振り返る「2023 Weverse Fandom Trend」を発表した。
Weverse Fandom Trendはコミュニティ累計加入者、コンテンツ生成数、コンテンツ再生数などのデータを基に、ファンダムの成長傾向やファンとアーティストの間のコミュニケーションの状況など、ファンダムに関する主要ポイントを分析したレポートとなる。
全世界のファンは、今年に入って平均で3日に1度の頻度でWeverseを利用していることが分かった。また、TREASUREのメンバーJIHOONは、今年に入って324日連続でWeverseにログインした。Weverseで販売されたアーティスト関連商品は、地球の反対側に位置するウルグアイまで配達された。Weverseは、“デイリーマルチプラットフォーム”としての進化を遂げていることを証明している。
ファンはコミュニティ活動はもちろん、映像メディア視聴やアーティスト関連商品購入など広範囲にわたってWeverseを利用していることが分かった。2023年におけるユーザーのWeverse利用時間は月平均約250分で、前年の171分に比べて46%増加した。ひと月あたりの平均利用日数も10.2日と、前年の9.2日と比較して10.4%増加した。これは、ファンの熱量がそれだけ高まったと解釈でき、毎月20日以上Weverseを利用する「スーパーファン」も全体の20%に迫っていることも明らかとなっている。
ユーザーのグローバル化が進み、アーティストラインナップの強化と領域拡大で成長が加速
全世界のファンダムの熱気は今年も高まりを見せ、それはWeverseの成長の勢いにも表れている。Weverseは2023年7月末にMAU(Monthly Active Users:月間アクティブユーザー数)が1,000万人を突破して以来、第3四半期でも平均1,050万人を維持し、着実な増加傾向を見せている。11月時点でアプリのダウンロードも1億1300万件におよび、全世界のファンダムプラットフォームの中でも並外れた地位を築いている。
12月現在、Weverse加入者は245の国と地域に分布しており、ユーザーのグローバル化が進んでいる。今年に入って新規加入者が最も多く増えた国は中国、韓国、フィリピン、ブラジル、インドで、特に中国やウズベキスタン、キルギスなど中央アジア地域の新規加入者の増加率が最も高い結果となった。ユーザーが地球全域に拡散傾向にあることが分かる。
Weverseに参加するアーティストは2022年時点の71組から、2023年は117組へと、46組も増えたことも注目に値する。特に9月、SM ENTERTAINMENT所属のアーティスト13組がコミュニティをオープンし、アーティストラインナップが大きく強化された。KANGTA、BoA、東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINee、EXO、Red Velvet、NCT 127、NCT DREAM、Way V、aespa、RIIZEと、K-POP1~4世代にわたって世界的なファンダムを誇るアーティストが網羅されている。
今年は俳優のコミュニティオープンも目立ちた。Weverseの初期は歌手が主なラインナップだったが、今年に入ってからはキム・ミョンス(エル)、キム・ソンホ、イ・スヒョク、イ・ジンヒョク、イ・ソンギョン、アン・ヒョソプ、チャン・ギヨン、ソン・ナウンなど有名俳優が続いてコミュニティをオープンした。
これに加えて、今年は日本のアーティストが続々とWeverseに参加しラインナップが強化された。AKB48やimase、ちゃんみななどがコミュニティをオープンし、ファンと活発にコミュニケーションを行っている。
Weverse LIVE利用率は昨年対比で4倍上昇、アーティストが「毎日訪れる」デイリープラットフォームに
アーティストもWeverse内で活発に活動した1年だった。KINGDOM、TREASURE、SECRET NUMBERは今年に入って324日間連続でWeverseを訪れ、まさに「デイリープラットフォーム」として活用した。アーティストがWeverseで作成したモーメントやポスティング、コメントなどの投稿は、今年で累計16万件を超えるほどになる。ファンとアーティストがまるで友達と会話するかのように些細な日常を共有し、リアルタイムでコメントを付け、お互いを応援する温かい場面が繰り広げられている。
Weverseは、ライブプラットフォームとしての役割も担っている。今年行われた「Weverse LIVE」は昨年から4倍増えた4310回で、その合計は3600時間にわたっており、2023年の累計再生数は7億5000万件に達している。最も多くWeverse LIVEを行ったアーティストはGolden Child(216回)、最も長い時間LIVEを行ったのはfromis_9(169時間)、最多再生数を誇ったLIVEはBTS JUNG KOOKが2月2日に行った「お元気ですか」(1630万回)だった。
このようにWeverseの利用頻度が向上しているのは、プライベートチャットサービス「Weverse DM」や自分でデコレーションした手紙をアーティストに送る「ファンレター」などの新規サービスを公開してきたことも要因の1つだ。4月末に始まったWeverse DMは660万件、ファンレター送信も開始から5ヶ月で150万件を超え、大きな反響を得ている。
地球の反対側に位置するウルグアイからもWeverse Shopで商品を購入、コンサート累計視聴者は83万5,000人超え
Weverseはいまやコミュニティ機能を超えて、コマースや映像コンテンツの視聴などでファン活動の幅を広げている。アーティスト関連商品を販売するWeverse Shopは今年に入って1,830万点以上の売上を記録し、加入者当たりの平均購入点数は7.7個となった。最も遠く配送された地域はグローバル配送拠点となっている韓国から2万km離れたウルグアイで、182件販売された。ラオス、マダガスカル、ブルキナ・ファソ、アンゴラ、ベラルーシ、バハマ、(イギリス領)タークス・カイコス諸島などでは、1人の顧客に向けて配送が行われた。
オンラインコンサートも活発になり、今年は昨年より21件増えた69件、月平均で6.3件のオンラインコンサートが開催された。今年に入っての累計視聴者数は83万5,470人にのぼる。
WEVERSE COMPANYの代表チェ・ジュンウォン氏は「今年はファンがファンダムプラットフォームでコミュニケーションを越えて、様々な機能を活用する姿を確認できた1年だった」として「数多くあるアプリの中で、ファンダムプラットフォームがアーティストとファンの間でよく訪れるアプリとして利用されているということは市場の成長可能性を示すバロメーター」であると評価した。そして「今後もファンとアーティストのための新しいサービスやファン文化を提示していきながら、成長を続けていく」と話した。