ヤマハ、マレーシアに半導体調達子会社「ヤマハ・ミュージック・インターナショナル・プロキュアメント」を設立
ヤマハは、マレーシアに調達子会社「ヤマハ・ミュージック・インターナショナル・プロキュアメント」を設立したことを発表した。新会社の稼働開始は2024年7月を予定している。
コロナ禍に顕在化した半導体調達難を受け、同社では半導体の安定調達やサプライチェーン強靭化に向けた取り組みとして、使用する部品点数と取引する半導体メーカーの絞り込みを継続的に実施してきた。この人針の一環で、今後、より外部環境変化に影響されにくい強靭な調達体制を実現するため、主要な半導体メーカーとの直接取引化を推進する半導体調達会社「ヤマハ・ミュージック・インターナショナル・プロキュアメント」をマレーシアに設立した。
東南アジアの中核国の1つであるマレーシアは、半導体工場が多数立地し、「半導体産業のハブ」としての地位を確立している。同社はマレーシアに音響機器の製造拠点を持ち、同国は、中国やインドネシア、日本の製造拠点に向けた最適な国際物流を実現できるインフラが整備されていることから、同国での新会社設立を決定した。
設立する子会社の概要
社名:Yamaha Music International Procurement Sdn. Bhd.
所在地:Malaysia, Perak(マレーシア ペラ州)
代表者:代表取締役社長 岩田 倫則
資本金:400万マレーシアリンギット
出資比率:ヤマハ 100%
事業内容:半導体の購入・販売
設立時期:2023年12月
事業開始:2024年7月(予定)