Spotifyが2024年に躍進を期待するアーティスト「RADAR:Early Noise 2024」サバシスター、tuki.、離婚伝説など10組をピックアップ
Spotifyは、今年飛躍が期待される注目の新進国内アーティストを「RADAR:Early Noise 2024」として選出した。ストリーミングやSNSの普及に伴う音楽トレンドの変化なども反映し、バンド、シンガーソングライター、HIP HOPなど多様な分野から、従来の枠組みを超えて活動し、個性的な作品を発信している10組を選出している。
Spotifyは「RADAR:Early Noise 2024」アーティストの発表に合わせ、彼らの曲を集めた公式プレイリスト「RADAR:Early Noise 2024」と共に、選出アーティストやその音楽の魅力について音楽コンシェルジュ ふくりゅうとSpotifyの音楽事業部門担当者が語り尽くすMusic+Talk番組「Spotify RADAR:Early Noise 2024 Music+Talk Edition」を本日公開した。
さらに、今年初となる「Spotify Early Noise Night #16」を3月15日に東京・Spotify O-EASTで開催することも決定し、2024年選出アーティストの中からjo0ji、First Love is Never Returned、離婚伝説の3組が出演することも発表した。本イベントには、昨年選出されて現在最新曲「LOA」が多くのヒットプレイリストを賑わせているFurui Rihoの出演も決定している。出演アーティストは今後も追加されていく予定だ。
ライブの前売り券はイープラスで本日正午より販売する。イベントに連動するプレイリスト「Early Noise Night #16」では、出演アーティストの楽曲をライブに先駆けて楽しめる。
RADAR:Early Noise 2024 選出アーティスト
※50音順
MFS
東京出身・大阪在住のラッパー、大阪を拠点に活動するHIPHOPコレクティブ Tha Jointzのメンバー。2020年にラップを始めて僅か1年ほどで発表した楽曲が話題を呼び、RedBull「RASEN」、および国内最大規模のHIPHOPフェス「POP YOURS」への出演を果たす。
モデルとしてもオファーを集め、PUMAやJORDANBRAND、BALENCIAGAといったグローバルブランドの企画に参加。2022年に楽曲「BOW」が世界的人気ゲーム「Overwatch 2」に使用され、Spotifyバイラルチャートで世界45の国と地域でチャートイン。アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、フランス、オーストラリア、そしてグローバルのバイラルチャートで1位を獲得、日本発のアーティストとして史上初の快挙を成し遂げた。
1月24日に京都在住のプロデューサーStones Taroを迎えてSingle“Combo”をリリース予定。
音田雅則
京都出身、20歳のソロアーティスト。現在は音大に在学中。
2021年。18歳の夏に初めて配信した「アイウタ」がSpotifyバイラルチャートTop50に40日以上ランクイン。
翌年10月。姉の結婚式のために書き下ろした「ウエディング」がスマッシュヒット。結婚式で流したいというリクエストが現在も殺到中。
2023年7月にリリースした「fake face dance music」が、オリコン年間ランキング 2023のアーティスト別セールス部門 新人ランキングTOP10をはじめ、各チャートにランクイン。その透明感のある歌声と楽曲がSNSで徐々に広まっている。
サバシスター
2022年3月結成のなち(Vo / Gt)、GK(Dr)、るみなす(Gt)からなるスリーピースガールズバンド。なちによる独自の感性と言葉から紡がれる歌詞とメロディーで、普遍性を持ちながらも同時にオリジナリティも同居した楽曲とライブパフォーマンスが魅力。
結成からわずか5ヶ月後にSUMMER SONICにて初のフェス出演を果たし、ストレートかつ実直なライブパフォーマンスにより注目を集め、以後数々の国内主要フェス・サーキットイベントに出演。結成1年後には自身のツアーを全会場即完売させるまでに、注目度と人気を異例のスピードで拡大中。今年3月8日(サバの日)にリリースするファーストフルアルバム「覚悟を決めろ!」でメジャーデビュー。
JUMADIBA
98年生まれ、東京都出身。2023年3月に2nd ミックステープ「nobori – 上り」をリリース、6曲をセルフプロデュース。プロデュース面でもマルチなスキルを発揮している。
シュールとクールの間を行き来する個性的なリリックと浮遊感のあるフロウが唯一無二の世界感と評価され、話題を呼んでいる。最新ep「noodle」を12月に発表したほか、kZmとの楽曲「DOSHABURI feat. JUMADIBA(Prod. Chaki Zulu)」がバイラルヒット、ralphとの楽曲「Get Back feat. JUMADIBA & Watson」がヒットするなど、客演での活躍も目覚ましい。
jo0ji(ジョージ)/ 24歳 / 鳥取県出身 / SonyMusic Artists所属
友人のために制作した「不屈に花」をYouTubeに公開し活動をスタート。その後も友達のために曲を書き綴り、2023年9月に自身初のEP「475」をリリース。
家族や友人、自身の生活の半径に根差した普遍的かつどこか手紙のような歌詞が特徴。
普段はピアノで楽曲を制作。作詞・作曲を自ら行い、音楽以外
でもイラストやオリジナルギターの制作など多角的なクリエイティブセンスを持つ。
父親は漁師。自身もアーティスト活動の傍ら、地元の漁港で働いている。
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親父は漁師。地元じゃずっと、負け知らず。
朝焼けと船のエンジン音、波の音色が子守歌。
水平線の向こう、白んだ空の先、漁火に照らされるあんたの影を見た。
“こんな具合になったのは
きっとあんたのパンクをみたから
ロック・アンド・ロールするには
大口叩いてみることだな”
俺は今、誰よりも遠くへ行ける気がしている。
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN
小学4年生で結成するも、全員がギターだったため小学5年生で解散。その後1 人が中南米音楽に傾倒し、キューバのハバナ大学に留学。現地でコンガを学び、リズムパターン「cho co pa co cho co quin quin」を習得。
2年前に再結成し、パーカッションを軸にした電子音楽にフェイクのシャーマニズムを足した音楽を模索中。Instagram ではAbletonギャングと呼ばれている。
tuki.
突如現れた謎のシンガーソングライター・tuki.(ツキ)。
13歳からSNSで弾き語り投稿を開始し、2023年9月29日に「晩餐歌」でデビュー。
瞬く間に各チャートに名を連ね、「Billboard Japan Hot 100」では5位(最高位)にランクイン。Spotifyの「バイラルトップ50 -日本」では9日間連続で1位を記録し、165万人の月間リスナー数を獲得。圧倒的な歌唱力と表現力を兼ね備えた「歌ってみた」動画はSNSで話題を呼び、主要ストリーミングサービスでは、デビューからわずか3ヶ月で合計7,500万回以上の再生回数を記録する。
何の前触れもなく公開された「晩餐歌 弾き語りver.」のMVは、9日間で100万回の再生回数を突破し、現在では1,100万回以上の再生回数を記録している。
「中学3年生」「15歳」という情報だけが明らかになっており、その正体はベールに包まれている。
十明
2003年生まれ、現役女子大生、シンガーソングライター。
自室のクローゼットで撮影した弾き語り動画をTikTokに投稿したことがきっかけとなり、2022年公開の映画『すずめの戸締まり』(新海誠監督作品)の主題歌ボーカリストに大抜擢される。幾千年の時を超えてもそこに存在するような、悠久な風の流れを感じる神聖な歌声。時折見せる少女のようなあどけなさに、憂いと翳りのある不思議な魅力をもつ佇まい。未だ何色にも染まっていないまさに原石といえるその天性の才能が野田洋次郎と新海誠監督を魅了し、その歌声は世界中に響くこととなった。
2023年7月、RADWIMPS野田洋次郎プロデュースの元、自身で作詞作曲を手掛けた配信シングル「灰かぶり」でEMI Recordsよりメジャーデビュー。
報われず満たされなかった青春時代の感情を原動力に、現実と虚構を往来しながら少し冷めた視線で鋭く切り取り描く、美しくも棘のある十明の音楽が動き出す。
First Love is Never Returned
「この声に恋をする」–First Love is Never Returned。NYにVo留学経験を持つKazuki Ishidaを中心に2018年に結成された、”ポップミュージック”を鳴らす北海道札幌在住5人組バンド。
コロナ禍による2年以上の活動休止から、2022年12月に再始動。完全無名状態の再始動でありながらも、すぐさま各配信プラットフォームが多くの公式プレイリストにセレクトし、SNSバズではなく、純粋な音源クオリティの高さで注目を集める。また、ライブハウス育ちのバンドとしての矜恃も持ち、2023年には音源/ライブ審査を突破して、文字通り実力で「Rising Sun Rock Festival 2023」に出演するなど、音源を超えるエモーショナルなライブパフォーマンスも彼らの特徴となっている。
2024年最注目バンドのひとつとして、他の追随を許さぬ「恋する歌声」を武器に、遂にシーンへ本格参戦を果たす。
離婚伝説
2022年1月、Vo.松田歩、Gt.別府純の2人で活動を開始。
バンド名は、マーヴィン・ゲイが1978年にリリースした私小説的な内容で名盤と名高い「Here My Dear」の邦題に由来する。
音源、映像ともにクリエイティブに関する部分はセルフプロデュースで制作しており、そのセンスと親しみやすさからSNSやラジオ、ライブの口コミで瞬く間に早耳リスナーたちの注目の的になっている。
様々なルーツを感じさせるサウンドだが「あくまで”ポップ・ミュージック”でありたい」という思いが共通しており、”愛”という一貫されたテーマで描かれている。
Vo.松田の甘くメロウなハイトーンボイスと、Gt.別府の縦横無尽なギタープレイで繰り広げられる独自のパフォーマンスは、出演するイベントが軒並みソールドアウトするなど、シーンの新たな”伝説”となる予兆を見せている。クオリティの高いサウンドにハマるリスナーが絶えず、令和を代表するグッドミュージック・クリエイターとしても名高くなってきている新進気鋭のアーティスト。