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JASRAC、23年度第3四半期の分配額は10.1%増の332億円

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2023年度第3四半期 徴収額及び分配額

日本音楽著作権協会(JASRAC)は1月29日、2023年度第3四半期(2023年10月から12月まで)報告を発表した。

徴収額は、前年比4億4,000万円減(1.4%減)の315億8,000万円であった。主な内訳としては、演奏等が同3億円増(5.9%増)、オーディオディスクが同1億1,000万円増(5.7%増)であった一方で、放送等が同8億2,000万円減(12.2%減)、インタラクティブ配信が同1億9,000万円減(1.6%減)であった。第3四半期までの累計(1Q+2Q+3Q)では、同65億7,000万円の増(7.3%)の969億4,000万円となっている。

分配額は、前年比30億4,000万円増(10.1%増)の332億円であった。これは、主に2023年4月から9月までの徴収額を反映したもので、インタラクティブ配信、ビデオグラム及び演奏等で大幅な増となった。第3四半期までの累計(1Q+2Q+3Q)では、同86億1,000万円増(9.7%増)の978億3,000万円となっている。

2023年度第3四半期 経常収益及び経常費用

経常収益は、前年比2億4,000万円増(7.5%増)の35億5,000万円であった。分配の状況を反映し管理手数料収入がインタラクティブ配信で同1億5,000万円増、ビデオグラムで同6,000万円増となった。第3四半期までの累計(1Q+2Q+3Q)では同7億5,000万円増(7.4%増)の109億4,000万円となっている。

経常費用は、前年比2億8,000万円増(9.2%増)の34億1,000万円であった。主に機械計算関係費及び支払負担金(国内外の団体に対する分担金や加盟費)で増となった。第3四半期までの累計(1Q+2Q+3Q)では同2億1,000万円増(2.5%増)の86億1,000万円となっている。