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JASRAC、テレビ放送されたライブ映像を違法に収録したBDを販売していた女性を告訴

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日本音楽著作権協会(JASRAC)

日本音楽著作権協会(JASRAC)は1月31日、テレビ放送された人気アーティストのライブ映像を違法に収録したBlu-rayディスクを、X(旧Twitter)を利用して販売していた兵庫県宍粟市の女性(34歳)を、著作権法違反(無断複製物の頒布)の疑いで兵庫県宍粟警察署に告訴した。

この女性は昨年7月、WOWOWで放送されたライブ映像を権利者に無断で収録したBlu-rayディスクを、X(旧Twitter)を利用して購入希望者を募り、販売していた。

JASRACは、このディスクに著作権の管理委託を受けている複数の楽曲が収録されていることを確認したことから、警察に相談。宍粟警察署および兵庫県警察本部は1月15日、著作権法違反容疑でこの女性を逮捕した。

著作権法では、権利者の許諾を得ることなく製作された複製物であることを知りながら頒布(販売や配布)することや、頒布を目的として所持することのほか、頒布を告知するだけでも著作権侵害とみなされる(113条1項2号)。

JASRACは、「このような悪質な著作権侵害行為には断固たる措置を講じ、音楽クリエイターの権利保護に努めてまいります」と伝えている。